数学のコツ【高校編】時間短縮と実力アップが同時にできる裏ワザとは?

いつもテストに間に合わない理由

 高校数学を始めたときに多くの生徒が驚くのは、難易度よりもむしろ量ではないでしょうか。

 学校の授業も、中学だったら授業を聞いて板書を写して家で宿題をやって、少し復習して…、という感じでわりと丁寧に確認ができていたものが、「今日はこれ、明日次行くから今日のところの問題はやっておくこと」と言われて、ページを見ると「この量は何!?」という具合に、日々のペースが全く中学校と変わります。

 丁寧にノートを取って家でそれをまとめ直して…、などというやり方をしている生徒はまず絶対的に時間が足りなくなります。

 そして、テスト前になると学校から指定される問題集の範囲がどうにか終わることができるかどうか…、といった生徒がたくさんいます。

 「なぜ先生はこんなにたくさんの問題をやらせるのだろう」と思ったりする生徒もいます。しかし、これは先生が悪いのではありません。高校の学習は学校にもよりますが、中学の内容量とは比べ物にならないくらいボリュームが多くなるのです。

 では、どうしてテストに間に合わないのでしょうか?

 数学の得意な友人は涼しい顔でこなしているのに、自分だけ量に圧倒されているような気がするのはなぜでしょうか?


  答えは、やり方にあります。

 高校の数学の解法は非常に多くあります。学校の授業を聞いたといっても、それを1つづつ自分の頭で一から考えて、計算を丁寧にやって答えを出して、間違えたら戻ってまた考えてということをやっていたら、少しの解法しか固められないのは当然なんです。

 たとえばチャートの本などでも、毎ページごと解法が複数あり、それであれだけの分量があります。分量に対していくら時間があっても足りるはずはありません。他の科目の勉強もあるのですから。

 もちろん、中学の数学の学習法で書いたように、最初に解法をしっかり固めるということは、その後の展開へ向けて重要であることは間違いありません。

 しかし、分量が多くなる高校での学習では、解法固めには違ったやり方をすべきなんです。


時間短縮と実力アップが同時にできる裏ワザ

今日は、時間短縮と実力アップが同時にできる、解法固めの裏ワザをご紹介します。

【やり方】

①まず、いきなり解説を読みます。問題と照らし合わせて、解答の流れを読んで覚えます。

時間が足りない理由で一番大きいものは、まだよく分からないのに、わからないまま考えている時間の無駄です。これをカットしてしまうのです。

②できるだけたくさんの問題について、同様にどんどん読んで覚えていきます。

③それから問題を解き始めます。

④今度も同様に複数の問題をスピーディーにどんどん解きます。

このやり方を用いると、圧倒的に時間短縮ができます。余裕があれば、同じ流れで解くことを繰り返します。


 具体的な例で説明します。

 たとえば、ABC…と順に問題があるとすると

 これまでは、Aの問題文を読み自分で考え計算をして解答して、間違えて解説を読んでまた直して、ここでようやくBの問題に移ってという流れでやっていると思います。

このやり方を変え、まず最初からABCDEFGHと一気に問題と解説を読み覚えます。解法の暗記です。

次にABCDEFGHを覚えた方法で解きます。

そしてさらにまたABCDEHFGHと繰り返し解くのです。

 その中でもちろん楽勝にできるものが出来てきます。それは順にカットします。2回目の繰り返しからは計算も省略して考え方の切り口だけ確認するという方法も有効です。


 

絶大な効果!テスト対策の時の短期確認法

この方法はテスト対策のときに非常に有効で威力を発揮します。

一度このやり方で通った所は解法の暗記をしてあるので、テスト前には順に問題文を読み「どんな手順だったかな」と切り口だけを思い出していけます。

切り口を思い出せれば、それでOKです。次の問題に移ります。忘れて自信のないものだけ、実際に切り口を解答で確認後やり方を書いてみます。

この場合も、式は書いても計算までする必要はありません。特に心配なものがあれば、それのみ計算して答えまで出しますが、それ以外は不要です。

 このようにして切り口を次々と確認していく復習法を行えば、広い範囲を短時間で見直せます。

 対策にかかる時間は短縮化され、1つずつ問題を解きわからないまま考え、計算をして解答合わせをしていくという方法に対して、同じ時間で最低でも5倍以上の量の確認ができてしまいます。 


勉強の目的は何なのかを常に意識することが重要

 勉強の目的はいろいろあります。だから常にこの学習法がベストとは言えません。教養として広く知識をつけるというような学習もあります。

しかし、高校生の学習の目的、たどり着きたいゴールはいったいどこでしょうか?

「高い点数を取る」

究極的にはこれに尽きるのではないでしょうか。だとしたら、それを実現する最短の方法を常に考えるべきです。

 この目的から考えたときに、丁寧にノートを取って概念の復習やまとめに力をいれたり、必ず自分の頭でまず考えてからでないと解答を見ないとかは、本当に重要なことでしょうか。

 たくさんの種類の問題を解く必要があるのに、いつもすべての問題について、必ず思考の部分だけでなくきちんと計算までやる必要はありますか?。高校生ですから、計算などは落ち着いて改めてやればいいだけで、そんなに毎回練習が必要とも思えません。

 式のつながりがわからない場合は別として、単純計算が合わないのでずっとそれを直して時間を取られていたりしませんか。時間をかけるところはそこですか?

 テスト当日に点数を取れればよいのです。今日きちんと整った式と計算を書いて正解を1つずつ並べることが準備ではありません。

 本来の目的から離れたことに自分が力を奪われていないか、もう一度考えてみる必要があります。時間は有限なのですから…。

 本当の学習計画とは、目的からさかのぼって最短距離、最短時間で結果を出す方法を考えるということだと思います。

今後も、皆さんのお役にたつ学習法をまたアップしていきます。



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