【対策学習のコツ】分割式対策法とは?

同じことを続けてやると効率が下がる

 テスト対策の勉強の様子を見ていると、生徒それぞれいろんなやり方をしますが、課題で出された教材が終わらないと言って、ずっと同じ内容を10ページ、20ページと延々やっている生徒を見かけるときがあります。

 本当に提出日が直前の場合は仕方がないかもしれませんが、あまり良いやり方ではありません。

人間は同じことを単調に続けるとモチベーションが下がりますし、ミスも多くなります。

できれば時間を切って、別の科目だったり別の学習内容などへと切り替えていくべきです。

ご飯ばかり食べるのは、たとえご飯が大好きでもつらい

 たとえば、朝食はご飯だけ、昼食はサラダだけ、夜はお肉だけという食事はどうですか?

聞いただけで嫌になりますよね。ご飯もサラダもお肉も一緒に出てきてほしいところです。

 いくら自分はご飯が大好きと言っても、それだけ食べるのはつらいです。同様に勉強だって同じことばかりやっていれば、効率が悪くなるのは当たり前です。機械ではないのですから…。

 好き嫌いがあるとは思いますが、幕の内弁当なら、また明日も幕の内弁当でも、これに比べたらまだ何とか我慢できるのではないでしょうか。

分割対策法のメリットとは?

 やるべき内容を期日から分割して計画して、複数のものを同時併行で仕上げていく分割対策法は、単一のものを順に終わらせていく方法に比べて、モチベーション以外でもメリットがたくさんあります。

 まずそのやり方から順に説明します。

 たとえば、やるべき内容がABCDEとあったとします。その内容が、数学のワーク30ページ、B歴史の問題集15ページ、C理科の学習20ページ、D自分の決めた単語の暗記50個、E自分で決めた英語の文法チェック問題30問だったとしましょう。

 もしも期日まで5日間あるという場合には、すべての内容ごとやるべき分量を5で割って各日ごとに割り当てます。

1日あたりA6ページ・B3ページ・C4ページ・D10個・E6問となります。これを毎日やっていくのです。

 単純に言えばこういうやり方です。もちろん強弱をつけたり、テスト少し前にピークになるように分量を変えていく方法も有効です。

 中には工夫してこのような計画でやっている生徒もいると思いますが、それは実際には少数派のように感じます。

時間切れ防止と定着度アップが可能

 このやり方は、万が一間に合わなかったという場合に、ある科目はよくできて、他の科目が全然できないというような、時間切れの防止にもなります。

 また、一度やって次にそれを再び見るまでの間が短くなるので、定着度アップにも役立ちます。

 たとえば、数学のワークを2日目にやろうとして「あれ、これはどうやるんだったかな?」と思ったとき、必ず1日目にやったことを思い出そうとして見るため、そこで1回確認が入ります。1日経ってもう一度見るということが実は結構効果があるのです。

 これに対して、1日目Aをやり2日目Bをやり…、といった方法の場合、普通の生徒は5日目にはAのことをかなり忘れてしまっています。

それで自分は「あんなに集中してやったからできるはず」と思ってテストにのぞんで失敗をしてしまうことになります。

 分割の場合、さらに進行状況に応じて分量の微調整も効きます。予定通り進まない場合には、また残っている分量を日数で振り分けたりすることが可能です。

 順に全部やっていくやり方の場合には、途中で間に合わなくなった場合、丸々やることを1つあきらめる必要が出てくる事態もありえます。分割しておけばそういう危険は回避できます。

 このように、分割対策法は簡単な対策方法であるわりにメリットがたくさんあります。

 上手にテスト対策の勉強をするためには、たくさんの処理事項を効率よく処理していく能力が必要です。

そういうことが自然にできる生徒もいますが、何となく目の前のものからやっていれば、なかなかそういう能力は身に付きません。

正しいやり方を知りマスターしていくことは、学習内容以前の問題としてとても重要なのです。

 今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。


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