私は大学の一時期東京で暮らしましたが、それ以外はずっとここ東三河に住んでいます。
上京して東京で暮らす前は、「田舎には刺激がないな」なんてことを思ったりしたものですが、
こちらに戻ってきてからは、考えが変わりました。
繁華街はないけど、それに代わる自然や伝統的文化がいっぱいあって、
「田舎は田舎でいいな」
そんなことを思うようになりました。
今の時代、インターネットが発達して世界中の人と一瞬でつながることができるようになりました。
情報については、都会と田舎で格差がなくなったように思います。
もう30年以上昔になりますが、私が上京した当時は、「東京にはあるけど田舎にはないもの」がまだたくさんありました。
「回転ずし」に初めて入って驚いたり、
「ディスコ」に行って都会人になった気分になったり、
「コンビニエンスストア」がたくさんあることをこちらの友人に自慢したりしたのを覚えています。
ファッション情報などの若者のための情報なども、本当に東京と田舎では格差がありました。
でも、今では全くそんなことはありません。
現在では、むしろ多くの人が知りたい特筆すべき情報があるのは、田舎であったりする気がします。
世界中の情報を検索エンジンでググるだけで、何でも知ることができるどころか、画像・動画で見ることができ、更に購入することもできるようになりました。
しかも数日でその商品が手元に届くようになったのです。
今後はAIやVRが更に発達してもっと進化していくことでしょう。
今や都会と田舎の違いは、仕事があるかないかだけになっています。
もちろん、それが一番重要じゃないかという人もいると思いますが、
時は流れ、今やネットを通して在宅でできる仕事が増え、先進的な企業はそういう働き方をすでに取り入れ始めています。
ネット上で収入を得るブロガーやユーチューバー、あるいはFXで収入を得たり、投資で生活をしたりする人たちは、本拠地を世界のどこにおいても問題がありません。
中東や東南アジアの国で楽しく暮らしながら動画を配信している有名人もいますね。
技術の進化が、多様な生活スタイルを可能にしてきているのです。
人生は一度きりです。
「幸せに楽しく暮らしていくこと」
それが仮に人生の目標だとしても
私たちの世代までの場合
そのためには
「いろいろな犠牲を払わないといけない」
「ある程度我慢をして生きていかなくてはならない」
そういう思考が基本にあったような気がします。
現実は厳しく、今もそれは一面真実なのですが、
以前と違うのは、
今は選択肢が劇的に増えたということです。
大学を出て企業に就職して、正社員になって定年まで働くというような人生設計のモデルが早晩なくなってしまうのは確実です。
すでになくなりつつあります。
そんな中で、今すぐ一瞬で
「自分も楽しく」
「他人のためにもなり」
「収入もある」
というようなことを自由にできる、
そんなことが工夫次第で誰でも可能な世界になっているのです。
今までの形にとらわれず自由に
「どうしたら自他ともに楽しく暮らせるのか」
それを考えていくことが、これからの時代を生きていくには重要になってくるのかも知れませんね。