【中学英語】ココで勘違いする「代名詞」

代名詞で苦戦する生徒の多さ

 中1英語で代名詞の学習をします。

大人の方もたぶん覚えている「アイ、マイ、ミー、マイン」というやつです。

語学のため必ずしも論理的に割り切れない部分がある英語学習の中で、代名詞は割とすっきりわかりやすい分野です。

規則性があり、変な例外もほとんどありません。

 ところが、代名詞を苦手にしている生徒は非常に多いのです。

中2中3になっても、

He likes they . などど平気で書いています。(正しくは them)

一体これはなぜでしょうか。

種別の暗記はできているが…

 先ほど書いた 「アイ、マイ、ミー、マイン」 などの代名詞の種別については、

どの生徒も割と早い段階で暗記してしまいます。

だから、まったくわからない訳ではないのですが、

 こんな感じの解答が並びます。

①The boy likes she. (正しくは her )

②We know her. (正しい)

③She wants they.(正しくは them)

そして何回繰り返しても同じ解答をしています。

 その理由は何でしょうか。

答えは意外なところにありました。

問題文はこうなっていました。目的語になっている代名詞の所が空欄になっている形の問題です。

①その少年は彼女が好きです。

②私たちは彼女を知っています。

③彼女はそれらが欲しいです。

 どうですか。気づきにくいのですが、問題文の日本語の助詞に注目してください。

①では「彼女が」

②は「彼女を」

③は「それらが」

と表記してあるのです。

生徒は日本語の表記通りに、代名詞を英訳していたのです。

①は「彼女が」と書いてあるから her ではなく she

②は「彼女を」と書いてあるから her

③は「それらが」と書いてあるから them ではなく they

そういう解答なのです。

目的語というものを理解せず、字面だけで答えを書いていたのです。

 こんなことはそんなにないかと思われるかもしれません。

 ところが指導をしている実感では、半数以上の生徒がこのようなポイントで代名詞がわからなくなっているように感じます。

日本語の表現の幅広さが原因

日本語は英語と異なり、目的語にいろいろな助詞を使います。

 たとえば

「彼を」好き と「彼が」好き

「あなたに」与える と 「あなたへ」与える など

複数の表現があります。

このことが生徒を混乱させる原因になっています。

日本語を英語に上手く置き換えられない大きな原因の一つとなっていて、それが苦手意識にもつながっているように思います。

 目的語ということの意味をもう一度しっかり確認をするということが非常に重要です。

効果的な練習方法

 私は指導でよくやるのですが、

目的語の意味をわかってもらうために効果的なやり方があります。

日本語の文で目的語がどれであるかを確認していくのです。

たとえば、

彼らはケンが好きだった。(目的語の部分は「ケンが」)

ケンを彼らが好きだった。(目的語の部分は「ケンを」)

ケンは彼らを好きだった。(目的語の部分は「彼らを」)

彼らをケンが好きだった。(目的語の部分は「彼らを」)

というように日本語を列挙して、どれが目的語になっているか練習をするのです。

この場合であれば、

「好きとされている対象」が誰かを確認できるようになれば、目的語の場所を知ることができるようになります。

そして一度意味がつかめれば、あとは簡単にイメージできるようになります。

 代名詞が苦手になっている生徒は、このような日本語の文での目的語のとらえ方で混乱している場合が非常に多いので、改善のためには効果的な練習法だと言えます。

ポイントは英文で練習をする前に日本語で練習をするというところにあります。

ぜひ一度お試しください。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。


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