テスト対策で成功するための一番の方法
学校休校の関係で、定期テストもしばらく実施がされていませんが、ようやくここになって、予定が次第に設定され始めています。
多くの学校では、7月初め~半ばくらいに定期テストを設定する傾向があるようです。
さて定期テスト対策については、中学生も高校生も「自分は対策が得意」と自信を持って言える生徒はそんなにいないかと思います。
範囲が発表されて、その範囲を丁寧に順にやっていってぎりぎり終わらず、
提出物も当日にぎりぎり間に合うような状態で
肝心の対策内容も、やったけど忘れてしまっているものもあり
なかなか思ったようにできないということがあるかも知れません。
そして一生懸命やった生徒ほど思うのです。
「あともう2,3日時間があったら良かったのに」と。
対策にはしっかりした準備の時間がどうしても必要
学校にもよりますが、昔に比べると学業以外の事(部活動や学校行事)にも力を向けさせるようにしているためか、
定期テストへ生徒が全力を向けて対策の取り組みを出来る期間が短くなってきています。
せいぜい1週間くらいがテスト週間とされていて、部活動が盛んな学校では、部活動が休みになるのがわずか数日というところも見られます。
そんな中、出されたテスト範囲表を見ると
当日までにやる課題がいっぱいです。
そういう範囲表を見るたびに
「ああ、過保護が生徒の長期的な学習をダメにしていく」
と私などは思ってしまいます。
時間的にも内容量的にも
与えられたことをやったらテスト当日になるようになってしまっているからです。
学校側としては、生徒が「何をテストへ向けてやったらいいかわからない」という気持ちを持つため
やることを決めてあげるという考えだと思いますが
おそらくそれが、「自分の頭で学習を計画していく」という学習のセルフプロデュース力の育成の機会を、生徒から奪ってしまっているような気がします。
「準備が間に合わない」という悲鳴の裏には
自分自身で学習のプランをテストから遡って考える事がない生徒の姿があります。
受動的に課題をこなしているだけだからです。
だから、自分の弱点も分からず、できるところも繰り返し学習になったりして
無駄の多い学習をしてしまっているのです。
短期間だから無理が出る
昔々と言ってもいいくらいの話になりますが、
私が中学生だったころはテスト対策期間にこんなに課題は出ませんでした。
記憶はあいまいですが、ひょっとしたら課題自体なかったかもしれません。
ただテストに出るところが書いてありましたから
「よし、どうやって戦略を練るか」
と意気込んで、自分の学習のプランを自由に立てる事ができたように思います。
人から与えられていないので、
真に必要なことだけやれて、全く無駄がない学習というものを自分で考える事ができました。
その意味では恵まれていたと思います。
では現在の課題だらけの範囲表スタイルの学校で、どうやって対策を組み立てていけばいいかということになりますが、
おそらく1週間(あるいはもっと短い)という期間では、与えられたことをこなすので精いっぱいという感じかも知れません。
時間を確保する
今の学校の進め方の中では、対策は範囲表をもらってからでは不十分になる恐れが大きいと思います。
範囲表が出されてからは、
学校課題で最後の仕上げをする。
先にやっておける課題であれば、(先に済ませておき)学校課題の繰り返しと弱点の再発見をする。
そんなラストスパートの期間位に考えていくことが必要なのではないでしょうか。
そうするとテスト対策はその前に大方重要なところを済ませておく必要が出てきます。
少なめに見積もっても、テスト前2週間(最低ライン)
余裕を持って対策をするなら3週間は見ておくのがよいと思います。
それくらいの時間があれば、まず自分自身の計画でしっかりとした対策を行い、その後範囲表を見て最後の仕上げという形に進む事ができます。
こう考えてくると
定期テストの場合は、テストの1ヵ月前くらいから気持ちをテストに照準を合わせてプランニングしていくということになります。
すこし早過ぎる気がするかもしれませんが、
周到な準備をして万全を期したい場合には
これくらいの時間を見ておくのがよいでしょう。
この記事を書いているのが6月中旬です。
7月の定期テストの準備は、今スタートすべき時期ということになります。
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