【答案の書き方】答案には「採点する人」がいることに気づきましょう。それは普通の人間です。

まぎらわしい文字を書かない  以前の記事で誤解されやすい文字について書いたことがありますが、今回は更にそれを修正するための方法を書きたいと思います。  2とZ、6とb、1とl、1と7などをすでにご紹介しましたが、これ以外にも本人の書き方でまぎらわしくなってしまう文字はまだまだあります。  たとえばアルファベットのhとnとrなどは本人の書き方によってはすべて同じ字に読めて... (続きを読む)

【テスト対策】「準備の悪さ」の正体とは?

さあテスト対策  定期テストが近くなりテスト週間になると、どの生徒も「さあテスト対策」と意気込んで準備を始めます。 これは今も昔も同じ事だと思います。 そして「あれをやろうか、これをやろうか」と迷う生徒もいれば、「何から始めていいかわからない」という生徒もいます。 テスト対策の具体的準備に入るまでの心情はそんなに変わるものではありません。 でも実際に「十分な準備をし... (続きを読む)

【実力アップのコツ】「間違い方」を知ること=真に理解すること

無数にある間違い  問題を解いていく時に基本を十分に理解していると、あまり間違いがなく学習が進みます。  順調なのでとても良いのですが、「間違い方」について知る機会はあまりありません。  しかし私たち教師は、日常的に生徒のミスを目にします。 だから「間違い方」を無数に知っていますが、普通に学習をしているだけでは、そんな機会はあまりないと思われます。  実際、... (続きを読む)

【学習法の改善】一生懸命やっても結果が出ないたった1つの理由とは?

「おれ、昨日8時間勉強した」  はるか昔の話ですが、私の同級生が月曜日に学校に来るなり「おれ、昨日8時間勉強した」と言って話しかけてきたことがあります。 当時中学生だった自分は単純に「すごいな」と思ったのですが、その内容を聞いてみて驚きました。 8時間ずっと教科書と資料集を繰り返しただ読んでいたというのです。 当時の学校と言うものは今のように生徒管理がまだ進んでい... (続きを読む)

【せっかく正解だったのに】「それは2bです」「いやどう見ても26ですね」

答案というもの  テストではもちろん答案を提出します。 この答案というもの、考えてみればそれへの評価や評点によってその後の色々なことが左右されかねない、大変受験者にとって重要な意味を持つものです。 もちろんこれは試験が重要と言っているわけではありません。ペーパー試験でテストできることなどごく限られています。 しかし答案というものは、試験を受けるのであればその結果が... (続きを読む)

【表現の盲点】気づいていますか?「伝わらない理由」

なぜ伝わらない?  よく何かを発表する人や計画を立ててきた人が、会議で一生懸命説明をするのですが、皆が聞きたがっていることとその人が言いたいことにずれがあって、いつまでも話が進まないのを見ることがあります。 本人としては、自分の言いたいことが伝わらない理由がよくわからず、ようやく質疑の果てに皆が納得すると、 「だから最初からそう言っている」とか「そこに書いてあるでしょう... (続きを読む)

【伸びる学習】「変化する能力」をつぶすステレオタイプ思考

ステレオタイプの見方  物事への見方が一定の型にはまって固定的なことをステレオタイプの見方などと言いますが、私たちは多かれ少なかれそういう物事の見方をしてしまっていることがあります。 固定観念と言った方が分かりやすいかも知れません。  たとえば「勉強を一生懸命しないと将来食うに困る」とか「お金持ちになるにはいい大学へいかないと」というようなイメージ的な発想です。 ... (続きを読む)

【伸びる学習法】していませんか?「三振」を繰り返すための素振り

ヒットか三振か  野球の試合でクリーンヒットを打つ打者がいると、私たちは「ああセンスがいいな」と感じたりするものです。 逆に三振をする打者を見ると、「なんで打てないのかな」と思ったりします。 しかしただ見ているのと打席に入って打つのでは大違いです。  私は学生時代には野球をしていませんでしたが、卒業後よくバッティングセンターに行って打っていました。 子どもが... (続きを読む)

【敵を知る】読んでいますか?「テスト範囲表」

定期テストのシーズン  定期テストのシーズンを迎えています。 テスト前の生徒たちの様子は千差万別です。 「次こそは自己ベストを」と燃えていて、「先生テスト前はどうやって勉強すればいいですか」と聞いてくる生徒。 「ああ、もうテストすぐだった」とテストが近づき始めて慌て始める生徒。  こういう生徒は、対策をバックアップするにも、多かれ少なかれ「自分の対策」と言う... (続きを読む)

【ちょっと現在完了を】I have been there. の意外な3つの訳し方

現在完了  中3で現在完了を学習しますが、基本の考え方はともかく、バラエティーに富んだ特殊な言い回しや訳し方もあって、ちょっとそのあたりで足踏みをしてしまうという人もいるようです。 I have been there.という文には、いろんな文法の要素が詰まっているので、興味をもって学習するととても面白いですが、これを暗記と思って学習すると、「何でそうなるの?」という気持ちにも... (続きを読む)