【横断的学習】知ってますか?「見る角度を変えるだけでわかり易くなる事」 富士山は「円錐」でもあり「円」でもあります。

富士山を上から見ると  富士山は日本の象徴ともいえる山で、実に美しい形をした山です。 その稜線は素晴らしい曲線美を誇り、自然にできたとは思えないような景観です。 時々訪れたくなるのは、おそらく私だけではないと思います。 見て癒されるだけでなく、何か前向きで壮大な気持ちにさせてくれる山ですね。  ところが、富士山を上から見ると、写真などでは稜線をうかがわせる線... (続きを読む)

【読解への誤解】読解問題は「真の国語力」を試しているのではないことに早く気付きましょう。

読解問題にもレベルがある  問題文の読解がポイントになる問題としては、たとえば数学の方程式の問題であれば、 単純な整数の計算問題から始まり、カッコがある問題、小数の問題、分数の問題、それらの混合問題、計算の利用の初歩、食塩水や長文のややレベルの高い問題、初手の内容を聞く応用問題・・・ 基本の基本から超ハイレベルまで無数のレベルがあります。 学習をする生徒も、問題を... (続きを読む)

【大乗仏教】引き寄せの最短距離、それが「布施」

大乗仏教と小乗仏教(上座部仏教)  ブッダ(ゴータマ・シッダールタ)が開祖とされる教え、それが仏教です。ブッダは「目覚めた人(悟った人)」という意味の言葉です。 その仏教も今は様々な宗派に分かれていて、数限りなく色々な教えがあるように私たちには思えます。  私も仏教徒で曹洞宗のお寺の檀家ですが、もちろん日本の仏教ですから、強い宗教色はなく、冠婚葬祭や行事、儀礼的な面でお... (続きを読む)

【歎異抄】「善人なほもて往生を遂ぐ、いはんや悪人をや」の本当の意味とは?

歎異抄  『歎異抄』は非常に多くの人に読まれている仏教書ですが、これは浄土真宗の祖・親鸞(しんらん)の弟子の唯円によって鎌倉時代に書かれた本だとされています。 当然ながら親鸞の物事の考え方や宗教観が書かれているもので、その思想は現代の私たちに対しても色々な意味で意義のある教えを示すものとなっています。 中でも「善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」という非常に有名な... (続きを読む)

【中村天風の言葉】「幸せになるための方法」とは?

中村天風の言葉 「もし、知識だけを磨いて人間が幸せになれるなら、学問を一生懸命勉強した人はみんな幸福になれそうなもんじゃないですか。そして、学問を勉強しない人はみんな不幸であるべきはずだが、そうじゃないでしょう」  これは中村天風の言葉です。 中村天風は実業家であるととも有名な思想家で、歴史上の偉人である東郷平八郎、原敬を始め、松下幸之助氏や稲森和夫氏など実業界の人物に... (続きを読む)

【合理的学習法】「課題が終わらない」それ、やり方間違っていませんか?

課題以外には何もできない理由  今の学校の成績評価システムと大量に出される課題の中では、 学校の課題を含めて自宅学習をどうやっていくかということが、成績を向上させるための重要なテーマになっています。  しかし保護者の方には心当たりがある方が多いかと思いますが、その課題すら終わらないという生徒は実にたくさんいます。  確かに部活動や学校行事等で忙しいということはある... (続きを読む)

【暗算のデメリット】ミスの温床は実は「暗算」にあり。

時間短縮に役立つ暗算  理数系科目ではテストのときに時間が足りなくなることが多く、問題を解く時間の短縮は1つのテーマです。  暗算でこの問題解決しようとする生徒がいます。 確かに、暗算は時間を短縮することに役立つことがあります。  前に「計算のコツ」について何回か記事にしたことがありますが、 24×1000や400×0.5を筆算でやっているのを見ると「... (続きを読む)

【量子の世界】電子は粒子なのか波なのか?「電子雲」って何?

電子雲(でんしうん)  おそらく最近高校で物理や化学を学習している人以外は 電子雲と言ってもピンとくる方はあまりいないと思います。 専門の方は別として、以前の古典物理学を前提とした理科の本には載っていない言葉だからです。 電子はほとんどの方がご存じだと思います。「原子は原子核とその周りを回る電子によって構成されている」「原子核は陽子と中性子によって構成される」とい... (続きを読む)

【量子の世界】知っていますか?私たちの世界が「ほどんど何も実在がない世界」であること。そしてブッダの悟りとは?

ミクロの世界  昔「ミクロの決死圏」という映画作品がありました。 大変印象的な映画でかなり人気を博したので記憶に強く残っていますが、瀕死の重傷を負った人を助けるため、科学者たちがミクロ化して人体を探検していくストーリーです。 「科学が進むとこんなこともきっと可能になるんだろう」と思って見ていたのを覚えています。 事実現在ではナノテクノロジーを使ったナノボット(極小... (続きを読む)

【指数関数的進歩】「人にやさしい未来」のために科学を利用する。

驚くべき科学技術の進歩  科学の発展が急激に進んでいることは、今や誰の目にも明らかです。  現代の人が聞くと大昔の気がするかもしれませんが、1970年(50年前)の大阪万博で当時の電電公社(NTTの前身)がワイヤレスホンを出展しました。  当時は未来の通信手段と言ったらトランシーバーしか考えられなかった私たちは、未来の電話というのはこういうものなのかと漠然と思ったもので... (続きを読む)