学習に適した場所、「馬上(ばじょう)・枕上(ちんじょう)・厠上(しじょう)」 あわせて…「三上」 中国の宋の時代の欧陽修という文学者は、「私は文章を書くために、いつも『三上(さんじょう)』で構想を練っている。それは『馬上(馬に乗っているとき)』『枕上(寝床で枕に頭をのせているとき)』『厠上(便所に入っているとき)』という三つの場所である」という内容をその著書「帰田録」で述べていま... (続きを読む)
考える楽しさ「この世界はやっぱり仮想現実?」
仮想現実(バーチャルリアリティー) 仮想的な世界を現実の世界のように見せる技術のこと。技術の進歩により、そこに実際に世界が広がっているように実感できるVR(バーチャルリアリティー)がすでにゲームや映像の世界で普及し始めている。たとえば家を建てる時に実際に完成した家に自分がいることを体験できるようなこともできるので、商業的にも非常に有益な技術である。 この世界が仮想現実である可能性 ... (続きを読む)
【学習法チェンジの秘訣】本当に学習法を変えるのに必要なことは?
学習習慣を変えることは簡単ではない これまでも何度か書いてきましたが、学習習慣を変えていくことは簡単ではありません。 なぜかというと、それは生活の「習慣」の改善だからです。 体に悪いことをやめられない、夜更かしをやめられない、ついたくさん食べ過ぎてしまうといった習慣を断ち切れないのと同様、日々続くことを改善していくのは誰しも容易ではありません。 なぜ変えられな... (続きを読む)
数学のコツ【中学編】方程式の計算をノーミスにするのに必要なこととは?
方程式の計算が苦手な生徒は多い 方程式の計算は、中学の数学、そしてそこから先の数学の学習上どうしても避けて通ることができないものです。 しかし、中1で習いたての生徒はもちろん、中2中3でも方程式の計算で正答率が低い生徒を多く見かけます。 一度しっかりマスターしてしまえば難しいことはないのですが、苦手意識を持ったりしてなかなかできないという場合があるようです。 方... (続きを読む)
【学習のコツ】毎日少しずつの学習を成功させる秘訣とは?
1日10分でもそれを続ければ、大きな結果になるといいますが… よく1日10分だけでも1年間続けたら相当な結果を出せると言われます。 確かに時間で言えば、1週間で70分、30日で300分(5時間)、1年で60時間程度を勉強に使えることになり、集中した時間であれば相当な結果を残せそうです。 けれども実際にこれをやろうとして失敗をする人は後を絶ちません。 なぜでし... (続きを読む)
【解答のコツ】自分では正解と思った解答が×にならないための方法とは?
予想外に×になる解答 テストの際に自分では「やった。これだ」と確信して答えたのに不正解になることがあります。 なぜそう言えるかというと、指導の際に×をつけるたびに首をかしげる生徒が時々いるからです。 そういう生徒は、記述の問題を自信満々に書いて間違いなく正解と思っているのに、私が×をつけるので、「そんなはずはない」という顔をします。 しかし×になるには、もちろ... (続きを読む)
【先生向け指導のコツ】学力が高いのに教えるのが下手になってしまうワケとは?
学力が高い人が教師に向いているとは限らない 教師の指導を長年やってきて、たくさんの教師志望者や教師を見てきました。 そこで感じたことは、教師の仕事はたしかに知識が必要な仕事ですが、学力が高い=優秀な教師というわけではないという事実です。 皆さんも過去に生徒であったころ、「この先生頭がいいんだろうな。だけど話が下手だな」とか「先生は自分ではわかっているみたいだけど、私... (続きを読む)
【先生向け指導のコツ】生徒の求めていることに応えられるコツとは?
生徒の手が止まっている理由 演習している生徒の手がふと止まるときがあります。 そんなとき教師はいろいろなことを考えます。 普通の教師であれば、何かわからないことがあるのかなと思います。 思い込みの激しい教師だと、「あいつやる気ないな」と判断するかも知れません。 しかし、判断する材料がそろっていないのに理由をこちらの考えで決めてしまうことは一番いけませ... (続きを読む)
【テストのコツ】誤った採点をされなくするためには?
まぎらわしい文字を書かない 以前の記事で誤解されやすい文字について書きましたが、今日はその続きを書きたいと思います。 2とZ、6とb、1とl、1と7などをすでにご紹介しましたが、これ以外にも本人の書き方でまぎらわしくなってしまう文字はまだまだあります。 たとえばアルファベットのhとnとrなどは本人の書き方によってはすべて同じ字に読めてしまうことがあります。 ... (続きを読む)
【学習のコツ】勉強時間を増やさずに結果を出すワザとは?
勉強時間が足りないのではなく勉強内容量が足りない 「子どもが勉強しなくて」とか「宿題くらいしかしなくて」とお嘆きの保護者の方は多いです。 学習時間の絶対量が足りない生徒はたくさんいます。理由はさまざまですが、学校生活が忙しすぎる場合が多いかと思います。 もちろん学習時間の絶対量が足りない生徒については、学習時間を増やすことは大切です。学習を雑にやっていた生徒も... (続きを読む)