【時間があるときの勉強法】学校が休みの間にできることとは?

長い休校期間に

 現在新型ウィルスによる学校休校が長引いていて、4月になっても学校の授業は行われないという事態になっています。

 多くの学校では膨大な宿題を出して生徒が学習できるようにしているようですが、高校などは別としてだいたい復習内容のものになっています。

 しっかりこれをやれば十分な復習をするチャンスではあります。

しかしその宿題をこなすのに苦戦している生徒もいるようです。

 夏休みの宿題などでもそうですが、

出された大量の宿題に対して、それをすらすらと解けるのではないのに休み明けを待ちつつ独りで学習を進めていくのはなかなか大変です。

 途中でアドバイスを受けたり、確認して再度進むというようなことがあればまだしも、先の見えない宿題のみの学習を進めていくのはモチベーションを保つことが難しいかも知れません。

学習にはわかる楽しさが必要

 問題演習は学習の効果を上げるためには重要ですが、それはその前のステップの学習内容の把握の段階でわかる楽しさを味わった上でのことです。

復習であってもただただ延々と演習を続けるような学習はやはりなかなか大変なのは間違いがないでしょう。

ではどうしたらいいのでしょうか。

 宿題についてはもちろんやるとしても、モチベーションを保てるような学習をしないと、勉強が面白くなくなってしまう危険があります。

 今は時間がありすぎるほどあります。

 だからこの機会を使って自分の学習というのを見つめなおすことをお勧めします。

 学校へ行き、授業で習ったことを頭に入れていくというのが学習の基本パターンかも知れませんが、

もともと学習の主体は生徒本人です。

 だから本来は、学校で授業など受けずに自分が進んで教科書を見てそれを読み、学習を進めていくのでもいいのです。

本当にわからないことだけを先生に聞くというスタイルだって本当はありなんです。

 ほとんど学校へ行かずに自分で学習をして東大に合格したなんて人だって過去にはいます。

 また実際学校を出てからの学習は、そういうやり方がむしろ中心になってきます。

仕事を覚えるということも広い意味の学習としてとらえれば、

受け身で「教えてもらう」という姿勢では通用しなくなります。

学習の見直しを図るチャンス

 学校が休みの上に部活動も休みというこの時期、自分の学習というものを見なおすには逆にチャンスなのかも知れません。

「与えられる」

「説明される」

「教えてもらう」

そういう受け身だけの学習から少し離れて、自分主体の学習というのを考えて見ることも良いかと思います。

たとえばこんなのはどうでしょうか

もらったばかりの新しい教科書をゆっくり1冊読んでみるのです。

 小学校の低学年の場合はそういうことをする生徒も多いのですが、

おそらく学年が進むと、教科書は先生が教えてくれる時の道具くらいの意識になってしまって、先の単元を見ようとしない(見る余裕もない)人が大多数かと思います。

 でも時間があれば、そういうこともできます。

 これは教師の立場から考えるとよくわかることなのですが、

これから習う単元を先に一覧して、過去の学年の学習単元と結び付けて読むだけで、どういうことが大事そうなのかがくっきりとわかってきます。

生徒にとっては、言ってみれば大予習という感じにはなるのですが、

人から「こうだよ」と言われるより先に

「どんな感じかな?」と見ておくのでは

印象が全く違うことがあります。

 何も最初からわかる必要はないので、楽しく読み進めれば

かなりの確率で「ワクワク感」を味わうことができます。

この「ワクワク感」こそが今後の学習の原動力になるものです。

得られるものは多いと思いますよ。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。

“【時間があるときの勉強法】学校が休みの間にできることとは?” への2件の返信

  1. 主体性を育ませる方法に気付かせて頂きありがとうございました。今しかできない、今がチャンスだと思います。早速試みたいと思います、ありがとうございました。

    1. コメントありがとうございます。
      問題をたくさん解くことに意識が行ってしまうと、時に勉強が事務処理になっていくことはあるようです。時間があるときには私も気づかないいろいろな手があると思います。アドバイスをしてあげてください。

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