【文章題の超基礎テク】役に立ち過ぎる「比較計算法」とは?

文章題を前にして何から始めたらいいかわからないとき  算数にしても数学にしても、文章題を見てどう考えたらいいのか最初の一歩がわからないという生徒は多いと思います。  これは理科の計算問題でも同じで、問題文の状況が数量だけ書かれていてもイメージできないことがその原因にあります。  こんな時は、まず「どんな状況であるかを図にできる」というのが本当は一番いいのですが、なかなか... (続きを読む)

【幸せに生きるコツ】「人間万事塞翁が馬」の故事に学ぶ

人間万事塞翁が馬  中国の有名な故事に「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」という話があります。  これは前漢の時代、高祖(漢の創始者)劉邦の孫である劉安の撰によるとされる「淮南子」という書に書かれているストーリーの一つです。  昔中国の北にある異民族の国である胡(こ)との国境の塞(とりで)付近に住んでいたある老人は、占いが得意で周りの人々の運命などをよく... (続きを読む)

【ストップ!勘違い】「それ、慣用句じゃありません」

勉強には勘違いがつきもの  勉強をしていると、様々な理解の誤りが生じます。 その中でも「勘違い」して覚えてしまっている事と言うのは 意外に自分では気づきにくいものです。  たとえば 「情けは人のためならず」ということわざがありますが これを「情けをかけるのは本人のためにならない(だから厳しく突き放せ)」という意味で勘違いしている人がたくさんいるようです... (続きを読む)

【落語の暗記法】たった3回しか暗記の機会がなかった「三遍稽古」の優れた点とは?

三遍稽古 昔の落語の稽古では、三遍稽古というしきたりがあったようです。  まず、師匠と弟子が向かい合って座り、師匠が教えようとする噺を1回話します。 弟子はメモを取ったりすることも許されず、それをじっと聞いて目と耳で覚えます。 これを3回(3日間)行って、それで弟子は4日目には自分で噺をできないといけないとされました。 これが三遍稽古です。  これを聞... (続きを読む)

【数学の森を抜けるワザ】探せ!解法パターンのキーワード

間違ったやり方  数学の勉強法については、指導をしていて 「ああ、こんなふうに考えてやっているんだな」とこちらが驚くことがあります。  数学の問題の解法をマスターして得点を上げるためには 解法パターンをまずしっかり身につけて、それを問題にあてはめ、解き方の基本形を自分の中で作ります。  そして、どの問題も実は その基本形に何か付加したものか、基本形と聞... (続きを読む)

【野口英世の集中力】切り替えが出来ないのは「あの人のせい」ではないかも。

人間関係が気になって勉強が手につかない  夜になっていざ猛勉強をしようと思うのに、昼間の人間関係が気になってなかなか勉強がはかどらないということがあります。  子どもの場合には、学校での友人関係や部活のことや先輩や先生とのやり取りが気になって問題を解いていて全く身が入らないかも知れません。 大人の場合には、職場での上司とのやり取りや取引先の人の言葉が心の中に大きく広が... (続きを読む)

【仏像の笑顔が示すもの】「微笑む菩薩像の真実」を知っていますか?

微笑んでいる仏像とモナリザ   日本に住む私たちは、いろんな機会に仏像を目にします。  私は仏像の専門家ではないので、詳しいことはわかりませんが、  ほどんどの仏像はやさしく微笑んでいます。  一説によると仏像の笑顔は、古代ギリシャのアルカイク美術に由来するものらしいですが、その独特の笑顔(アルカイックスマイル)はとても印象的です。  顔の表情を極力抑えなが... (続きを読む)

【伊能忠敬 55歳の出発】いつでも決意した時がスタートライン

日本地図を作った男  皆さんは伊能忠敬をご存知でしょうか。 歴史の学習で江戸時代の人物として学習しますが、卒業後は名前は覚えていても業績までは覚えていない方もいるかと思います。 伊能忠敬(いのうただたか)は江戸時代中期に日本全国を初めて科学的に測量して、きわめて精度の高い『大日本沿海輿地全図』を作成した人物です。  忠敬の地図と現在使われている日本地図とを見比べて... (続きを読む)

【学歴の先にあるもの】子どもの幸福を導くのは結局「徳育」

中村天風の言葉 「もし、知識だけを磨いて人間が幸せになれるなら、学問を一生懸命勉強した人はみんな幸福になれそうなもんじゃないですか。そして、学問を勉強しない人はみんな不幸であるべきはずだが、そうじゃないでしょう」  これは中村天風の言葉です。 中村天風は実業家であるととも有名な思想家で 歴史上の偉人である東郷平八郎、原敬を始め、松下幸之助氏や稲森和夫氏など実業界の... (続きを読む)

【疲れているあなたへ】イエスはなぜ「空の鳥を見なさい」と言ったのか?

心を重くしているものは何ですか  おそらく多くの人、いやほとんどすべての人が 毎日何かしらのノルマを与えられ、あるいは自ら設定して それを果たそうと一生懸命働き、勉強し、 そして他人のために尽くして生きていると思います。  でも、未来まで遠く見通して いつも楽しく過ごせているという人は 実は少ないのではないかと思います。  特に近年の日本人... (続きを読む)