【重言】「一番ベスト」「学校へ登校」「まだ未定」「あらかじめ予告」全部ダメなんでしょうか?

重言・二重表現  同じ意味の言葉を繰り返し使ってしまう表現を「重言(じゅうげん)」あるいは「二重表現」と言います。  もちろん日本語の正確な用法としては、誤りという事になるかと思いますが、私たちは普通にこういう言葉をつかっています。 たとえば「一番ベスト」 これはベストと言う言葉の意味が「一番良い」なので、「一番一番良い」という事になり巷では誤用だとされるようです... (続きを読む)

【主観的時間】時間をたくさん持つのは冷静な人

アウトプットもインプットも時間が鍵  学習でも仕事でも、時間の制約はいつもついて回ります。 たとえば試験前になれば、意気込んで「あれをやろう。これもやろう」と思ったところで テストまでの時間には限りがあります  また完璧にプレゼンテーションの準備をしてきたのに、先方の都合で時間の短縮をされその中で勝負しなくてはならない事もあります。 アウトプットでもインプッ... (続きを読む)

【受験直前】簡単ではない。「平常心」のメンタル

平常心  以前も記事にしたことがありますが、平常心を持つということは簡単にはできません。 平常心というのは、「深い谷に掛けられた一枚の板を、普通に床に置いた板を歩くのと同じように歩くことができること」という風に言われますが もちろん常人にできることではありません。 なぜなら、人には感情があるからです。 「もし落ちたら」 「落ちる危険はゼロではないはず」... (続きを読む)

【学習の粗さ】「間違いを直せば、次は正答率は上がる」簡単にそう思っていませんか?

間違えた時の対応の違い  問題の解き方を最初に覚えた時、スイスイと上手く解けないことがあるのは、 何も小学校の低学年だけでなく、中高生、そして大学生や社会人でも同じだと思います。  「あれっ?」と思う瞬間です。 きちんと覚えてやっているはずなのに、なぜか間違っている 何回やっても正解にならないなんてことは、学習をしていればよくある状況です。  しかし実... (続きを読む)

【アウトプットの厳しさ】「何となくこれ!」で正解が出る確率は限りなく0に近づいていきます。

何となく「これだろう」  生徒のテストへの解答を見ていると、わからない問題が出てきたときには問題を十分に読みもしないで、 「あのページにあったこれかな」 という感じで答えを書いているのを見ることがあります。  皆さんも覚えがあると思いますが 正解が浮かばないときには、得てしてそういうやり方をしてしまうものです。 もちろん点数を取る気がない場合は仕方ない... (続きを読む)

【受験の鉄則】勘違いしていませんか?受験対策で重要な事。

 入試は「基本問題を精密に解けるかどうか」で合否が決まる  非常に多くの受験生が、知らず知らずのうちに陥ってしまっている事の1つに 数学の入試は「難しい問題をいかに解けるかで合否が決まる」という誤解があります。  確かに、みんな基本問題も中程度の問題も完璧に出来ているはずだから ハイレベルな所で勝負が決まるという事が多いと思ってしまうのも、特に初めて入試を受ける生... (続きを読む)

【試行錯誤を学ぶ】「先生、答えを教えて」ではない「先生、やり方を教えて」の重要さ。

答えをすぐ聞きたがる生徒  数学の問題を解いている時に、間違ったやり方をしていると 途中で「そこはこうやる」「もう一度ここからやってみて」というように ヒントやアドバイスをして軌道修正しながら、問題を解いていかせることがあります。 全部解ききってから、すべて直してもいいのですが、間違う点が多い場合には、本人が混乱してしまうため、 途中のポイントでアドバイス... (続きを読む)

【逆からの発想】「少なくとも1回当たり」の回数を一瞬で出す方法

場合の数を出す手間  小中高とずっと数学で学習が続いていく単元の1つとして場合の数があります。 場合の数は、あることがらの起こる場合の数の総和です。 たとえば、サイコロがインチキサイコロでない場合には1の目、2の目、3の目、4の目、5の目、6の目が出る可能性があるので、場合の数は6通りになります。 確率の学習の前提となる数を出す計算をしていく内容になるため、学習と... (続きを読む)

【受験の未来】「世界にまだ存在しない乗り物を描きなさい」

▢+△=6  明治以降現在に至るまで、受験で要求される能力について考えてみると、 それは単純化して言えば、4+2=? というような、与えられた課題を適切に解決する能力でした。    しかし今後は、▢+△=6 「▢と△に入る数字を挙げなさい」というような、未知数を発想できる能力になって来ると思います。  そこに入る数字は1つではありません。問題文には整数とも書... (続きを読む)

【受験頻出分野はメインの少し脇】勘違いしてませんか?入試に出やすい所(歴史編)

出題者の気持ちになって考える  入試でも学校のテストでも、試験を作る人の心理はたぶんよく似ていると思います。 「難し過ぎてもいけない。易し過ぎてもいけない」 「見え見えの出そうなところばかり出すのもよくない」 「かといって、マニアックな出題になってしまってもいけない」 試験を作るのはバランス感覚が重要で、意外に難しいことです。  受験者側は出題者の批判... (続きを読む)