なぜ生徒を教えるのか 教師が生徒を教えたいと思う動機は色々あります。 「何か新しいことを学んだ時の、生徒の生き生きとした目を見たいから」とか 「生徒が成功した姿を見ると自分も嬉しい」とか、人によってそれは少しずつ違うと思います。 しかし共通しているのは 「生徒が目を輝かせて学習に取り組んで欲しい」と思っていることではないでしょうか。 やる気を失った生... (続きを読む)
【先生向け指導のコツ】「わからない辛さ」に一番気づけないのが教師だと自覚すべし。
問題は、教師が「教えるほど勉強ができる人」がなる仕事だという点にある 新学期も始まってからかなりの時間が過ぎて 生徒だけでなく教師も自分のクラスや新しい生徒に慣れて来たころです。 これくらいの時期になると、スイスイと学習を進めている生徒だけではなく、わからなくて戸惑ってしまっている生徒も見られるようになり、 それが重なっていくと教師の目から見て心配になってしまう... (続きを読む)
【シュレーディンガーの猫】「因果律」は本当にこの世界を支配している原理なのか?
因果律というもの 「この世を支配している原理は何か」そんなことを考えてみたことはありませんか。 いろんな原理で世界は動いていますが、おそらく因果律というのがこの答えとしては一番しっくりくるのではないでしょうか。 この世のすべての出来事は、原因から結果が生じると言う因果関係によって起こるという決まりが因果律です。 法律学では刑法でも民法でも、相当因果関係(あ... (続きを読む)
【漢字の成り立ち】習っているのに名前を知らない「六書(りくしょ)」の不思議
六書(りくしょ) 漢字の成り立ちや由来を国語で勉強します。 「山は実際の山の形からその漢字ができたんだよ」というあれです。 これは「六書(りくしょ)」と言われる漢字の成り立ちについての学習です。 象形・指事・形声・会意・転注・仮借の6種類の漢字の成り立ちを学びます。 象形文字(しょうけいもじ)は、実際にある物の形からできた文字 指事文字(しじもじ)... (続きを読む)
【検索エンジン利用法】新時代の学習法で問われ始めた「検索力」とは?
情報検索力 インターネットが発達して多くの人がスマホやタブレットを持つ時代になりました。 そんな中では情報を検索する力というのが、従来よりもより威力を持つようになってきています。 そもそも「何かを教えてもらう」という受け身の意識だけの生徒は、どうしても壁に突き当たります。 「教えてもらってないからわからない」 彼らは必ずそう言い切ります。たとえ学習した内... (続きを読む)
【高校数学デビュー】「なぜいつもテストに準備が間に合わなくなったのか?」
なぜいつもテストに間に合わないのか? 高校に入学してそろそろ高校での学習に慣れてきた頃ではないかと思います。 しかし、このくらいの時期になると各教科それぞれ学校の進みと自分のペースの差と言うものに気がつきはじめる人が多いかとおもいます。 特に数学です。 高校数学を始めたときに多くの生徒が驚くのは、難易度よりもむしろ量ではないでしょうか。 学校の授業も、... (続きを読む)
【連体詞】「地味だけどよく見かけるやつ」それが連体詞。
入試で聞かれることが多い連体詞と副詞 生徒が文法を勉強していて、実は簡単なのになかなか理解が進まない品詞があります。 それが連体詞と副詞です。 今回はそのうち連体詞について書きたいと思います。 連 体詞は、動詞や形容詞など、品詞の花形(?)的なものに比べると、なんだかおまけみたいで「地味な感じ」に思ってしまっている人も多いのではないかと思います。 ... (続きを読む)
【現在完了】考えたことがありますか?なぜ「継続」「経験」「完了」「結果」が一緒の言い方なのか。
現在完了形 中3英語から現在完了形の学習をします。 以前は中学で現在完了の「継続用法・ずっと~している」「経験用法・~したことがある」「完了用法・~してしまった・~したところだ」を学習して 高校で実は現在完了進行形や「結果用法・~してしまった」(そして今もそのままの状態にある)を学ぶというのがパターンでしたが 今の教科書では現在完了進行形は中学での学習事項になり... (続きを読む)
【精神一到って何?】Where there's a will, there is a wayの固い訳し方とは?
あまりにもイメージが違う Where there's a will, there is a way. こんな英語のことわざがあります。 will はここでは「意志」の事を指しますから、直訳すると「意志のある所に道がある」という意味のことわざです。 これだけだと、「まあそんなものか」という話ですが これと同義のことわざとして、「精神一到何事か成らざらん」... (続きを読む)
【後悔しても遅い?】It is no use crying over spilt milkの本当のニュアンスとは?
英語のことわざ 高校英語を学習すると、英語のことわざというものがたまに出てきます。 一番よく見かけるのは、「覆水盆に返らず」 It is no use crying over spilt milk. というものです。 私が、高校英語で最初に覚えたのもこのことわざですが そもそも、「覆水盆に返らず」という日本語のことわざ自体が 生徒たちにとっては、そん... (続きを読む)