課題以外には何もできない理由
今の学校の成績評価システムと大量に出される課題の中では、
学校の課題を含めて自宅学習をどうやっていくかということが、成績を向上させるための重要なテーマになっています。
しかし保護者の方には心当たりがある方が多いかと思いますが、その課題すら終わらないという生徒は実にたくさんいます。
確かに部活動や学校行事等で忙しいということはあるかと思いますが、
意外にそういう事ではなくて課題が終わらないということをよく聞きますし、目にもします。
これは前にも書いたように時間がありすぎることも原因ですが、学習の効率が悪いことが影響していると思います。
解答があるのに、とにかく難しい問題や自分には手に余る問題も時間をかけて頭を抱えながら解き、
その後すべて誤りのため、解説をすべて写しているというようなやり方をしていたりします。
すべて誤りになり解説をすべて写すのであれば、その前の頭を抱えて解いていた時間はほぼ無駄であったということになると思います。
インプットの時間は解説をすべて写すとき1回だけになります。
たとえば、最初に問題集と解答書を見比べて熟読して頭に入れて、その後演習をすれば、
自分の頭の中では、
最初に熟読する時
問題を解く時(頭に入れたことを前提に解いている)
解答書で確認する時
合計3回この問題をインプットできるチャンスがあります。
しかもかかる時間は半分以下で済みます。
課題を済ませれば自分の学習ができる
課題というのはどんなに多くても、それは最低限の学習です。
それだけをやっても、自分自身の学習ができているとまでは言えないですね。
言ってみればベース部分に過ぎません。
課題は早々に終わらせて、自分自身でやらなくてはいけないこと
たとえば、
前学年の地理のまとめをしたり
方程式の解き方が心配だからそこをやって見たり
理科の計算問題をこの機会に得意にできるようにしたり
あるいは
これから学習することを先取りでどんどん進めてみたりする
そういった学習をぜひ行いたいとことです。
「課題だけで精いっぱいで」という嘆きは生徒からも保護者の方からも本当によく聞く言葉ですが、
課題を要領よく済ませるということが、一番重要なポイントになります。
「課題が多くて仕方がない」と言う前に、まず「課題のやり方に問題がないだろうか?」
という意識を持って学習を見直すことが、実は大変重要だと思います。
意外に「不要な時間をかけ過ぎていること」に気づくことがあると思います。
ぜひ一度考えてみてください。
今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。