【読み取りの力をつける】「聞かれている意味が分からない」うちは問題をたくさん解いてはいけません。

読み取りの力  「読み取りの力をつけたい」 多くの保護者の方がそう思っていると思いますが、じゃあどうすればいいのかと言えば、なかなか簡単ではありません。 まず本をたくさん読むという手があります。 実はこれが一番効果的な方法なのですが、2つ問題点があります。 それは「時間がかかること」と、「本を読もうとしない」という事です。 前者について言えば、今日小学... (続きを読む)

【言葉への感度】何となくやっていませんか?「粗い解答」

読み取り力は全教科で必要な能力  問題文を読み取ってこれに解答をする、いわゆる読み取り問題については、 国語だけでなく、数学でも理科でも全ての科目で答え方が重要になってきます。  「読み取りは苦手だ」と言う生徒は結構いるのですが、 それが事実であれば、全科目において常に失点する危険があるということですから、早いうちに対策をしておく必要があります。  読み取り... (続きを読む)

【スーパー自己改良力】人間だけがなぜ自分の意志で簡単に自分を変えることができるのか?

自己改良力  私たち人間は学ぶことで何か新しい事を知り、あるいはトレーニングすることで自分の身体能力を強化して、色々な困難を乗り越える事ができます。  猫のようなかなり高度に進化した生命体である哺乳類を見た場合にも、確かに、何か失敗から学び取るような行動様式を取ることがありますが、 その場合の行動は学びというより、危険回避という半ば反射的な行動であって、「この知識を身に... (続きを読む)

【コミュニケーションスキル】「偉い人を敬う」ために敬語がある訳ではありません。

敬語不要論 小学校でも中学校でも敬語の学習をします。 尊敬語・謙譲語・丁寧語・美化語の区分けがされていて、学校ではかなり詳しく習いますが 文化審議会の提唱により、さらに現在は謙譲語の一種として丁重語がありますので 5種類の敬語の種類があることになります。  以前は確か美化語もはっきりとして区分けされず指導されていたと思うので 学習内容としては次第に複雑化し... (続きを読む)

【前向きになる】「未来を心配して」「過去を悔やんで」貴重な今を浪費する私たち

心配と後悔  私たちは普段物事が順調に行っていて、そのことに気を良くしてノリノリで暮らすというようなことはまずありません。 何かがうまく行けば「あのことは気になる」 また別の何かがうまく行けば「今度はあのことが心配」 大体のことがうまく行っても「ああ、1年前のあの時にああしていれば今こんなに大変じゃなかったのに・・・」 というような感じで常に何か「心配」をし... (続きを読む)

【しゃっくりの語源】英語は「ヒック、ヒック」で hiccup 。日本語は「さくり」でお腹をくりぬく!?

しゃっくり  誰でも、たまにちょっとした加減で「しゃっくり」が出ることがあると思います。 「しゃっくり」は、英語では hiccup といいます。 名詞で使われることが多く、「しゃっくりが出ている」は 普通は I have the hiccups.と言う表現をします(動詞で使うこともあります) ご存じのようにしゃっくりをすると、音としては「ヒックヒック」というような... (続きを読む)

【beの正体】 He will be~. Be kind. なぜそこでbe?

will be って一体何?意味は「~になる」で合ってるの?  中学英語で、未来を表す助動詞willを学習すると、突然こんな文が登場します。 彼は来年学校へ行くでしょう。 He will go to school next year. 彼は来年先生になるでしょう。 He will be a teacher next year. 最初の文は未来を表す助動詞wii の... (続きを読む)

【意識の深層】「阿頼耶識(あらやしき)」と「ユングの集合的無意識」と「アカシックレコード」

阿頼耶識(あらやしき) 仏教の言葉で「阿頼耶識(あらやしき)」という言葉があります。  これは、人が持つさまざまな表面的な知覚や世の中の現象に対する認識や意識の根底にあるといわれる識(精神活動)の事を言います。 大乗仏教に瑜伽行唯識学派(ゆがぎょうゆいしきがくは)という学派がありますが、阿頼耶識は元々はこの学派の主張によるもののようです。 5つの識(知覚)... (続きを読む)

【お盆の風習】「盂蘭盆」の由来は、本当にサンスクリット語(梵語)の ullambana(ウランバナ)?

「お盆」の風習と「盂蘭盆会」のネーミングの違和感  今年もお盆の時期がやってきました。  子どもの頃から、このお盆の風習は、仏教的であり、かつ郷土的な感覚もあり、過去に亡くなった方や、ご先祖様を年に一度改めて心の中に思い出して、供物を捧げたりして温かくお迎えする良い習慣だと思っていましたが、 ずっと「お盆」という言葉には、不思議な響きを感じてきました。 それは、お... (続きを読む)

【伝わる文章TPO】相手を意識して書いていますか?「此の度は御目出度う御座います」でいいの?

漢字を使った方が良い時、使わない方が良い時  私たちは漢字を使う国に暮らしています。 大人になると漢字を知らないと、相手によってはちょっと恥ずかしい思いをすることもあるので、できるだけみんなが知っている漢字は覚えておくに越したことはありません。 でも何もみんなが漢検1級レベルの漢字を知っている必要などはありません。 漢字を使うのは文字によるコミュニケーションの場面... (続きを読む)