【百匹目の猿現象】なぜスプーンとさじはそっくりなのか?

百匹目の猿  皆さんは「百匹目の猿現象」というお話をご存じでしょうか? 動画チャンネルやSNSではよく目にするお話ですが、知らないという方も多いかもしれません。 「百匹目の猿現象」はこんな話です。  宮崎県にあるある島(幸島)に住むニホンザルの一頭がある時イモを洗って食べることに気づき、その行動を始めました。仲間たちはそれをまねてどんどんみんながその行動をとるよう... (続きを読む)

【意外な読み方】「行脚」「行灯」「行宮」って何?

「行」は何と読む? 漢字の読み方にはいろいろなものがありますが、たとえば「行」は何と読むでしょうか? 普通音読みなら「ギョウ」「コウ」、訓読みなら「い(く)」「ゆ(く)」を思い出すことと思います。 しかしそれだけはありません。割と使われるものとして、行には「アン」という音読みがあります。  今回はこの読み方をする熟語を3つご紹介します。 行脚(あんぎゃ) ... (続きを読む)

【関数の仕組み】すべてやることは同じ。「比例」「反比例」「一次関数」「二次関数」「三次関数」・・・

関数の季節  大体の教科書では、どういうわけか秋ごろに関数の学習をするように設定がされています。  これは当たり前と言えば当たり前のことかも知れません。  まず年度の最初には計算系の学習をするようになっていて、中学校でも高校でも、まず式の計算、そして方程式、さらにその利用という感じでスタートがされてレベルが上がると乗法展開や因数分解、あるいは有理数無理数など数の仕組みな... (続きを読む)

【ちょっかい】ネコの「ねえねえ」から始まった言葉

ちょっかい  人が何かをしている時に関係のない人がよくわからずに横から口を出すと 「余計なちょっかいを出すな」と叱られたりしますが、 「ちょっかい」は横から余計な事をしたり言ったりすることを言います。男性が女性に言い寄る場合も指します。どちらも少し良くないイメージの行動として言われる言葉です。 元々は「ちょっと」という言葉と「掻き(かき)」が合わさってできた言葉で... (続きを読む)

【歴史学習の入り口】「ナンバー2」は誰?総理には官房長官かな?じゃあ幕府なら誰?

ナンバー2  政治を行う組織ではトップはもちろん重要ですが、その補佐役になるナンバー2の役割は大きいものです。 現在の日本の行政で言えば、トップが内閣総理大臣だとして、実質的に見てナンバー2は誰でしょうか? 副総理がおかれている場合は副総理ということになるかも知れませんが、多くの場合は官房長官というのが外部から見た場合のナンバー2かも知れません。  もちろん見た目... (続きを読む)

【直喩・隠喩・諷喩・換喩・提喩】たとえが上手なあなたの言葉に、きっと相手は心を動かす。

比喩  物事をそれと類似の事柄にたとえることを比喩(ひゆ)と言います。一般に比喩を使う事で物事はずっとわかりやすくなり受け手に伝わりやすくなります。 「僕はとても嬉しかった」と言う表現を、たとえば「僕は天にも昇る気分になった」と言えば、その嬉しさの度合いがダイレクトに伝わってきます。 受け手は彼が満面の笑顔で空に昇っていく姿を思い浮かべるかも知れません。 「ああそ... (続きを読む)

【接尾語】意外に浮かばない「的」「性」「化」「然」がつく二字熟語

接尾語とは  小中学校の漢字の熟語の学習で繰り返し出てくるのが接尾語です。  接尾語は、単独では単語として用いられないが語幹などの単語のメインの部分に付けられる事で意味を加えたり添えたりするものです。 たとえば「子どもたち」の「たち」や「寒さ」の「さ」などのように単語の中で意味を加えるため独立の語ではありません。そのため厳密には接尾辞と言う呼び方があります。 学校... (続きを読む)

【記憶の不思議】なぜ同じ所ばかりを何回も間違えるのか?

なかなか覚えられない言葉  わたしたちは何かを覚えるとき、日常生活上の事であればそんなに物事を覚えられないということはありません。 たとえば「朝7時に花壇に水やりをして」とか「明日は上履きを持って来て」と先生に言われた生徒が言われるたびに忘れてしまってできないという事は、 全くない訳でもありませんが、多くの生徒がそれを繰り返すというような事はないでしょう。 それは... (続きを読む)

【幸運とは?】「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」

物事が上手くいかない時  私たちが日々を過ごしていて、自分の思い通りに物事が順風満帆に進んでいくという事は、おそらくそんなにはありません。 良くて半分くらいがまずまず順調、後の半分は「もう少し何とかならないかなあ」という感触で、悪ければ「あれもこれもトラブルばかり」というような事もあるでしょう。  そして人によっては「自分は何てついていないんだ」「神も仏もないものか?」... (続きを読む)

【永遠の四字熟語】「千秋万歳」「一日千秋」「千秋万古」はなぜ「秋」を使う?

千秋万歳(せんしゅうばんざい・せんしゅうばんせい・せんしゅうまんざい)  千秋万歳はあまり聞いたことがない人も多いかも知れない四字熟語ですが、「きわめて長い歳月」を表すことばです。イメージとしては永遠を想定するような言葉です。 長寿を祝ったり祈念するようなときに使われます。「千」「万」は非常に大きい数という意味、「秋」「歳」は年を表しており、「千年、万年という非常に長い年月」... (続きを読む)