【しゃっくりの語源】英語は「ヒック、ヒック」で hiccup 。日本語は「さくり」でお腹をくりぬく!?

しゃっくり  誰でも、たまにちょっとした加減で「しゃっくり」が出ることがあると思います。 「しゃっくり」は、英語では hiccup といいます。 名詞で使われることが多く、「しゃっくりが出ている」は 普通は I have the hiccups.と言う表現をします(動詞で使うこともあります) ご存じのようにしゃっくりをすると、音としては「ヒックヒック」というような... (続きを読む)

【意識の深層】「阿頼耶識(あらやしき)」と「ユングの集合的無意識」と「アカシックレコード」

阿頼耶識(あらやしき) 仏教の言葉で「阿頼耶識(あらやしき)」という言葉があります。  これは、人が持つさまざまな表面的な知覚や世の中の現象に対する認識や意識の根底にあるといわれる識(精神活動)の事を言います。 大乗仏教に瑜伽行唯識学派(ゆがぎょうゆいしきがくは)という学派がありますが、阿頼耶識は元々はこの学派の主張によるもののようです。 5つの識(知覚)... (続きを読む)

【お盆の風習】「盂蘭盆」の由来は、本当にサンスクリット語(梵語)の ullambana(ウランバナ)?

「お盆」の風習と「盂蘭盆会」のネーミングの違和感  今年もお盆の時期がやってきました。  子どもの頃から、このお盆の風習は、仏教的であり、かつ郷土的な感覚もあり、過去に亡くなった方や、ご先祖様を年に一度改めて心の中に思い出して、供物を捧げたりして温かくお迎えする良い習慣だと思っていましたが、 ずっと「お盆」という言葉には、不思議な響きを感じてきました。 それは、お... (続きを読む)

【伝わる文章TPO】相手を意識して書いていますか?「此の度は御目出度う御座います」でいいの?

漢字を使った方が良い時、使わない方が良い時  私たちは漢字を使う国に暮らしています。 大人になると漢字を知らないと、相手によってはちょっと恥ずかしい思いをすることもあるので、できるだけみんなが知っている漢字は覚えておくに越したことはありません。 でも何もみんなが漢検1級レベルの漢字を知っている必要などはありません。 漢字を使うのは文字によるコミュニケーションの場面... (続きを読む)

【雷怖い】「くわばらくわばら」の呪文と菅原道真

学問を究めた菅原道真  平安時代に活躍した菅原道真と言えば「学問の神様」として天満宮や天神社に祀られていることを思い浮かべる人も多いかと思います。 文字通り菅原道真は「学問の人」でした。 菅原家は私塾を開くなど学問にかかわりのある貴族の家で、そんな環境の中で育ったためか。道真自身も道真は幼少より詩歌に才能を発揮していました。  18歳で早くも文章生という試験に合格... (続きを読む)

【身近な言葉の秘密】「なしのつぶて」の「なし」って何?

なしのつぶて  「なしのつぶて」という言葉があります。 「なしのつぶて」は「音沙汰がない、連絡が来ないこと」を表現する言葉です。 多くの場合は、自分が連絡したいのに、あるいは連絡をしたのに返事が来ないような場合に用います。  ではこの言葉、漢字で書くとどう書くかご存じでしょうか。 意外に知られていないと思いますが「無しの礫」ではありません。 漢字で書く... (続きを読む)

【権利と義務とは?】為政者に便利な言葉、それは「努力義務」

権利と義務  私たちは本来それぞれが個人として最高の人生を送る自由を持っています。 国家は論理的には自然人である私たちの後から作られたものです。 つまり国家は私たちの利益になるということ、近代では私たちの総意を反映しているということを根拠に私たちの権利を制限したり義務を課したりします。  つまり人権制約をする者は今も昔も国家権力だったのです。最近は社会的権利を持つ... (続きを読む)

【ウラシマ効果】浦島太郎が目にしたものは宇宙文明だったのか?

浦島伝説  浦島太郎と言えば日本を代表するおとぎ話ですが、そのあらすじには様々なバリエーションがあるようです。  日本最古の『浦島伝説』は京都・伊根町の宇良神社(別名浦嶋神社)には、おとぎ話『浦島太郎』の原話である『浦嶋子伝説』が伝わっています。この神社の近くには龍宮城から戻って来たという小さな洞穴もあります。 この『浦嶋子伝説』は『日本書紀』や『丹後国風土記』にも記載... (続きを読む)

【仮想現実】粒子と波動の二重性からの推論「目を閉じれば世界は消え、目を開ければ世界は存在する」

波動であり粒子である  量子力学の世界でたとえば「光は波動であるとも粒子(光子)であるとも言える」 「粒子と波動の二重性がある」ような研究結果が報告されています。 有名な「二重スリット実験」など学者の研究の謙虚な結果として、「光は波であるとは言い切れない」「光は粒子であるとも言い切れない」という事が分かってきました。  更にその確定にどうも観測者の視点が関係してい... (続きを読む)

【ピンって何?】「ピン札」「ピンからキリまで」

ピン札  よく「結婚式はピン札で」「お葬式はピン札はダメ」という事を言われます。 ピン札と言うのは、しわのない新しい、文字通り「ぴんとしたお札」というイメージを多くの人が持っていると思いますが、 まさにその意味では「この日を待ちわびていた」という感覚で出すということから 結婚式には「ピン札」、お葬式では「ピン札は✕」とされているようです。 少し考えすぎのよう... (続きを読む)