入試倍率 入試についての情報として色んな形で公表されるものとして「倍率」というものがあります。 これは簡単に言うと受験生に対して合格できる人数を対比して計算する数値です。 そして詳細に言うと入試の倍率には通常、応募人数に対する倍率、実際に受験した人数に対する倍率、最終的に合格した人数を使った実質倍率などがありますが 倍率については多くの方が心配をするばかりで、... (続きを読む)
【嘘つきパラドックス】クレタ人の言った「クレタ人はみな嘘つき」という文章は本当なのか?*映画の話じゃありません。
エピメニデスのパラドックス パラドックスというのは、正しそうな前提と正しそうな推論なのに、おかしな結論になってしまう事を言います。背理とも言います。 中でも「嘘つきのパラドックス」というのが超有名ですが、その代表的なものとして古代ギリシャの詩人で預言者のエピメニデス言葉を題材にした 「エピメニデスのパラドックス」が有名です。 今回はこれについて考えてみます。 ... (続きを読む)
【exif情報】写真であなたの居場所がばれてます。
手軽に撮影できるスマホ写真 今は大変便利になりました。スマホが高性能なカメラ機能を持つようになったため、誰もが色々な写真を手軽に撮影でき、 その画像を簡単に加工・保存してウェブ上にアップしたりできるようになっています。 ちょっと庭の花を見て 「きれいだな」と思ったら 撮影して、それを自分のブログにアップしたり SNSに上げたりすることもできます。 ... (続きを読む)
【三段論法】簡単に騙されてはいけない。三段論法もどき
三段論法 論理学を学ぶときに、まず最初に出てくるのが三段論法です。 AならばBである。 CはAに属する。 よってCはBである。 こういうつながりを論理的に説明する方法ですが 通常、大前提「AならばB」小前提「CはAに属する」結論「CならばB」という形で表されます。 たとえば 人間は必ず死ぬ(大前提) 私は人間に属する(小前提) ... (続きを読む)
【情報リテラシー】「日本語を勉強してきてください」すぐに見抜ける間抜けなサイバー詐欺。
ネット上の詐欺(サイバー詐欺) 新型ウイルス問題や増税で人々の気持ちが動揺している隙をつこうとしているのか ネット上の詐欺、いわゆるサイバー詐欺を以前よりずっと頻繁に目にします。 そのやり方はとても巧妙になってきているので、簡単に騙されてしまう危険もあります。 感覚的に多いと感じるのは 「不正アクセスがありました」 「ウィルスが検知されました」 ... (続きを読む)
【受験の未来】「世界にまだ存在しない乗り物を描きなさい」
▢+△=6 明治以降現在に至るまで、受験で要求される能力について考えてみると、 それは単純化して言えば、4+2=? というような、与えられた課題を適切に解決する能力でした。 しかし今後は、▢+△=6 「▢と△に入る数字を挙げなさい」というような、未知数を発想できる能力になって来ると思います。 そこに入る数字は1つではありません。問題文には整数とも書... (続きを読む)
【情報リテラシー】「オオカミ少年」が嘘をやめるのは、人々がむやみに恐れるのをやめた時
嘘がまた新たな嘘を生む 私たちは日々色々な情報に触れて生活をしています。 中には私たちの安全に関わる情報もあり、 現代では、たくさんの情報の中から正しい情報を選ぶという事がきわめて重要になっています。 というのは、「情報化社会」という事が言われて既に久しいですが それと反比例するかのように、偽の情報や誤った情報の流通する度合いが 残念ながら、年々... (続きを読む)
【学問の終焉】権力者の顔色、世間の顔色を窺う「曲学阿世(きょくがくあせい)」とは?
曲学阿世(きょくがくあせい) 学問や研究をする人たちは、世間や権力などとは無縁で孤高なイメージを持たれがちですが 実際には学問や研究にはいつでもお金がかかり、またそれを公に認められなければ意味がないと考えている人も多く そのためにどうしても、そう言った方向からの影響を受けざるを得ない面があるのかもしれません。 「曲学阿世」という言葉があります。 これは学問... (続きを読む)
【確証バイアス】自分の思考を知ることの難しさ
思考の偏り 普段私たちは、実に多くの思考をしていますが 言うまでもなく、その思考には偏りが生じる事もあります。 しかし、その事に気づく事ができるのは 実際には少ない事かも知れません。 ただ勉強の世界では、幸いにも正解、不正解というものがあるため 割と自分の思考の偏りには気づくチャンスがあります。 そしてそんなチャンスを生かすことが、実は結果... (続きを読む)
【情報リテラシー】「エコーチェンバーの危険」本当はネットよりメディアに?
エコーチェンバー 近年主にSNSでの情報収集の偏りについて 「エコーチェンバー」なる用語を耳にすることが多くなりました。 「エコーチェンバー」とは直訳すると、「こだまの飛び交う部屋=共鳴室」という意味で 閉鎖的な密室空間では、同じような音量・音階の音が繰り返し響き合うということから、 「閉鎖的なつながりの中では、コミュニケーションの結果、同じような言説や考... (続きを読む)