【アドルフ・ヒトラー語録】小さな嘘と大きな嘘。大衆が騙されやすいのはどちらか?

大衆の心理とは?  こんな言葉があります。 「大衆の心は原始的なまでにシンプルなので、小さな嘘よりも大きな嘘の餌食になりやすい」 大衆というものを見下した感じの言葉ですが 誰の言葉かご存じでしょうか?  これは実は、アドルフ・ヒトラーが「わが闘争」という著作の中で述べた言葉だそうです。  ヒトラーと言えば、第一次世界大戦の敗戦と世界恐慌の嵐によって... (続きを読む)

【既得権益社会】「五公五民」って本当に江戸時代の昔話ですか?

五公五民とは? 江戸時代の年貢を納める率について農民の取り分と農民が納める年貢とが5:5の割合であったことをいう。江戸時代八代将軍徳川吉宗の享保年間の頃から五公五民となったといわれる。 現代の五公五民  歴史の勉強をすると、五公五民という言葉が出てきます。 私たちはそれを聞いてすぐに「半分も持っていかれるのか。ひどいな」と感じます。 「それに比べて現在は…」 「あ... (続きを読む)

【情報リテラシー】報道しない自由から身を守る方法

重要な事を報じない  近年マスメディアというものが大きく変わってしまい 私たちにとっても、情報を得る上での不都合が多々生じて来ています。  もっとも典型的な問題は 「報道しない自由」の問題です。 テレビにしても新聞にしても、報道に使用できる時間やスペースは有限なので 私人である報道機関には、報道すべき内容を取捨選択する自由があり たまたま報道され... (続きを読む)

【情報リテラシー】人々を動かして操る社会的権力というもの

任侠映画  私が子どもの頃は、戦後直後の荒廃期から高度経済成長へと時代が移り これから無限の夢が実現していくのではないかと、多くの人が感じていた時代でした。  その頃テレビでも映画館でも、大いに流行っていたのが任侠物の映画でした。 俗に言うやくざ映画ではありますが、「仁義を重んじる男の世界」を描いていると称して妙に暴力団の事をクローズアップする、そんな作品が連日流... (続きを読む)

【情報リテラシー】知っていますか?「多数決は真実を示さないこと」

何かを決定する方法  およそ人が複数いて、その中で何かを決めなくてはならないとき 意思決定をする方法には、実はさまざまな方法があります。 ①一人の人の意思をもって集団の意思とする方法 ②多数決による方法 ③全員一致を要求する方法 ④特別多数により判断する方法(特別多数には3分の2とか様々な基準があります) ⑤代表者を選びその決議をもって判断する方... (続きを読む)

【歴史は繰り返す?】おろかな「禁酒法」がアメリカにもたらしたもの

アルカポネを大儲けさせた禁酒法  禁酒法:もともとはキリスト教のメソジストが禁酒を主張したのが始まりとされるが、次第にアメリカ全土に禁酒(酒の製造・販売・輸送など)を法律によって強制する動きが広がり、1920年から約13年間アメリカで連邦法として施行されていた。ボルステッド法(国家禁酒法)と呼ばれる。  最近、禁酒を市民に強制する行政の動きが問題になっていますが 元々「... (続きを読む)

【いつまで続く?人権侵害】劉邦の「法三章」の凄さ

劉邦の「法三章」  漢の国を創設した劉邦(項羽と天下を争った相手)が秦を破った際に制定した全部で3か条だけの法。その内容は「人を殺した者を死刑とする」「人を傷つけた者を罰する」「何かを盗んだ者を罰する」というわずか3か条のみだった。それまでは、秦の始皇帝が大変複雑で厳しい法で民を支配していたため、劉邦はこの法三章によって当時の民衆の絶大な支持を得ることになった。*(漢が天下を取った後は「九... (続きを読む)

【民主主義の限界】選挙の結果は市民の現実の姿を示すのか?

投票しない若者  選挙に若者が行かないという話は もうずっと以前から問題にされてきました。 若者でももちろんしっかり選挙に行くという人はいますが 年配の人と比べると格段に選挙にはいかないという人が多いようです。 民主主義を採用している以上 選挙に参加しないということは、自分の権利を放棄するとともに 一部の為政者に政治を思いのままにさせてしまう危険... (続きを読む)

【「陰謀論」って何?】情報戦に負けた「石田三成」の故事に学べ。

情報操作の古典的手法  情報が、政治的な支配において極めて重要な意義を持っているということは 何も最近に始まったことではありません。 元々戦争などにおいて、情報を上手く操ると言うことは太古の昔からとても重要な戦略でした。  前にも何回か書きましたが 流言飛語によって敵のマイナス情報を流して寝返りを誘ったり 過大な恐怖を自陣に与えて、敵愾心を強めたりするようなこ... (続きを読む)

【情報リテラシー】私たちは本当に真実を見ているのか?「残りあとわずか」「応募が殺到すると電話が繋がりにくくなる恐れあり」

本当に私たちは本当に真実を見ているのか  普通に善良な気持ちで生活をしている人たちにとって 商業活動でも国の政治でも、まさか自分たちを悪意で陥れる人がいるとは 思わないものです。  ましてやテレビが平気で嘘をつくなどということは 信じられない人が今でも多い事かと思います。  しかし、残念ながら真実は、 私たちが思っているよりもずっと 「私た... (続きを読む)