【伝わる文章TPO】相手を意識して書いていますか?「此の度は御目出度う御座います」でいいの?

漢字を使った方が良い時、使わない方が良い時  私たちは漢字を使う国に暮らしています。 大人になると漢字を知らないと、相手によってはちょっと恥ずかしい思いをすることもあるので、できるだけみんなが知っている漢字は覚えておくに越したことはありません。 でも何もみんなが漢検1級レベルの漢字を知っている必要などはありません。 漢字を使うのは文字によるコミュニケーションの場面... (続きを読む)

【雷怖い】「くわばらくわばら」の呪文と菅原道真

学問を究めた菅原道真  平安時代に活躍した菅原道真と言えば「学問の神様」として天満宮や天神社に祀られていることを思い浮かべる人も多いかと思います。 文字通り菅原道真は「学問の人」でした。 菅原家は私塾を開くなど学問にかかわりのある貴族の家で、そんな環境の中で育ったためか。道真自身も道真は幼少より詩歌に才能を発揮していました。  18歳で早くも文章生という試験に合格... (続きを読む)

【身近な言葉の秘密】「なしのつぶて」の「なし」って何?

なしのつぶて  「なしのつぶて」という言葉があります。 「なしのつぶて」は「音沙汰がない、連絡が来ないこと」を表現する言葉です。 多くの場合は、自分が連絡したいのに、あるいは連絡をしたのに返事が来ないような場合に用います。  ではこの言葉、漢字で書くとどう書くかご存じでしょうか。 意外に知られていないと思いますが「無しの礫」ではありません。 漢字で書く... (続きを読む)

【権利と義務とは?】為政者に便利な言葉、それは「努力義務」

権利と義務  私たちは本来それぞれが個人として最高の人生を送る自由を持っています。 国家は論理的には自然人である私たちの後から作られたものです。 つまり国家は私たちの利益になるということ、近代では私たちの総意を反映しているということを根拠に私たちの権利を制限したり義務を課したりします。  つまり人権制約をする者は今も昔も国家権力だったのです。最近は社会的権利を持つ... (続きを読む)

【主観と仮想現実】「目を開ければ世界はそこに存在し、目を閉じれば世界は消える」

人それぞれ世界が異なる  人間には「主観」というものがあります。何かに対する「視点」と言ってもいいかも知れません。 たとえば、雨の日がやってきてAさんが「ああ、いやだな。憂鬱だ」と感じたとして、Bさんも同じとは限りません。 「ようやく雨が降ってくれた。もっと降れ。これで作物が元気になる」とBさんは思うかも知れません。 Cさんは「これは興味深いぞ。この時期にこの気圧... (続きを読む)

【ウラシマ効果】浦島太郎が目にしたものは宇宙文明だったのか?

浦島伝説  浦島太郎と言えば日本を代表するおとぎ話ですが、そのあらすじには様々なバリエーションがあるようです。  日本最古の『浦島伝説』は京都・伊根町の宇良神社(別名浦嶋神社)には、おとぎ話『浦島太郎』の原話である『浦嶋子伝説』が伝わっています。この神社の近くには龍宮城から戻って来たという小さな洞穴もあります。 この『浦嶋子伝説』は『日本書紀』や『丹後国風土記』にも記載... (続きを読む)

【意識の正体】意識はどこにあるか。「脳?」「量子空間?」「いずれスマホ内にも?」

脳活動が先  人の「意識」というものについては、「誰もがそれがある事を知っているのに」「誰もまだその仕組みを説明できていない」ものであると言われています。  この「意識」については、アメリカの生理学者ベンジャミン・リベットの行った有名な実験があります。  このリベットの実験では、人が動作を始める約0.2秒前に「意識的決定」を表すシグナルが現れるが、その電気信号の約0.3... (続きを読む)

【潜在意識と学習】なぜ「6:45起床」の1分前「6:44」に目が覚めるのか?

頭脳というより意識に働きかける  学習をするということは、まさに頭脳を使う情報処理作業であるといえますが 私たちは生身の人間です。疲れたり眠かったりする中で暗記や思考を行うこともあったりして 機械のように電算処理をすべてがうまく運ぶという事はありません。 そしてまだ詳しくは解明されていませんが、人間には「意識」と言うものがあります。 「意識」と「脳」の関係に... (続きを読む)

【仮想現実】粒子と波動の二重性からの推論「目を閉じれば世界は消え、目を開ければ世界は存在する」

波動であり粒子である  量子力学の世界でたとえば「光は波動であるとも粒子(光子)であるとも言える」 「粒子と波動の二重性がある」ような研究結果が報告されています。 有名な「二重スリット実験」など学者の研究の謙虚な結果として、「光は波であるとは言い切れない」「光は粒子であるとも言い切れない」という事が分かってきました。  更にその確定にどうも観測者の視点が関係してい... (続きを読む)

【ピンって何?】「ピン札」「ピンからキリまで」

ピン札  よく「結婚式はピン札で」「お葬式はピン札はダメ」という事を言われます。 ピン札と言うのは、しわのない新しい、文字通り「ぴんとしたお札」というイメージを多くの人が持っていると思いますが、 まさにその意味では「この日を待ちわびていた」という感覚で出すということから 結婚式には「ピン札」、お葬式では「ピン札は✕」とされているようです。 少し考えすぎのよう... (続きを読む)