【嘘つきパラドックス】クレタ人の言った「クレタ人はみな嘘つき」という文章は本当なのか?*映画の話じゃありません。

エピメニデスのパラドックス  パラドックスというのは、正しそうな前提と正しそうな推論なのに、おかしな結論になってしまう事を言います。背理とも言います。 中でも「嘘つきのパラドックス」というのが超有名ですが、その代表的なものとして古代ギリシャの詩人で預言者のエピメニデス言葉を題材にした 「エピメニデスのパラドックス」が有名です。  今回はこれについて考えてみます。 ... (続きを読む)

【変えられない習慣】気づいてますか?中学生の「忙しすぎる毎日」

課題が間に合わない  生徒の中には学校の課題がどうしても間に合わず 復習どころではないという生徒がいます。 その理由は色々です。  まず多いのは、やる時間はあるけれどもほかに楽しいことがあってついやり忘れたとか 出さなくてもデメリットはないと思い込んでいて、通知表に1とか2がついて初めて慌てる生徒。 だいたいにおいて普段の学習習慣を勉強に関係があるとも... (続きを読む)

【習慣を変えるための時間】学習習慣改善が途切れる本当の理由とは?

学習習慣の改善を短期間でしようとする  「課題を提出できない」「それ以外の勉強まで手が回らない」 学習習慣の問題は実に多くの生徒が直面する問題です。  しかし改善の方法はいろいろあります。 課題中心型の学習にしていくとか、課題をやる際にしっかり定着を図っていく、 あるいは時間ばかりかかっている課題の前で悩む時間を、解答を見てから学習するような合理的方法に変え... (続きを読む)

【exif情報】写真であなたの居場所がばれてます。

手軽に撮影できるスマホ写真  今は大変便利になりました。スマホが高性能なカメラ機能を持つようになったため、誰もが色々な写真を手軽に撮影でき、 その画像を簡単に加工・保存してウェブ上にアップしたりできるようになっています。  ちょっと庭の花を見て 「きれいだな」と思ったら 撮影して、それを自分のブログにアップしたり SNSに上げたりすることもできます。  ... (続きを読む)

【助動詞の面白さ】mustとhave to の否定の意味が違う深いワケとは?

助動詞・疑似助動詞  英語学習の大きな単元として助動詞というものがあります。 中学英語では、can(~することができる)辺りから始まって未来を示すwillや許可を示すmay(してもよい)などへと続くのが通例です。 そして同時に助動詞の役割を果たす熟語も学びます。 be going to(未来を示します) have to (~しなくてはならない) be able t... (続きを読む)

【わかる楽しさ】「なぜ?」の重要性

疑問が生じたらどうしますか?  仕事や日常生活で、例えば器具の使い方などで 「あれ、これどうやってやるんだろう」 という疑問が生じたとき、皆さんはどうしますか。  最近だと一番多いのは、「検索してみる」でしょうか。 他には「資料を調べてみる」や「取扱説明書を調べる」などが考えられます。  「コールセンターに問い合わせる」というのもあるかと思います。 ... (続きを読む)

【情報リテラシー】ご注意!大前提に間違いがある三段論法

三段論法  前回三段論法の記事を書きました。https://wizzseiun.com/2022/02/14/logic-2/ そこで、三段論法は論理の筋道がはっきりしていて役に立つものであるものの 文章を少しいじれば誤った三段論法を作れてしまうことに触れました。  誤った内容を上手に混入すれば、 論理的に見えるためかえって詐欺などに使われやすいものだと言え... (続きを読む)

【三段論法】簡単に騙されてはいけない。三段論法もどき

三段論法  論理学を学ぶときに、まず最初に出てくるのが三段論法です。 AならばBである。 CはAに属する。 よってCはBである。 こういうつながりを論理的に説明する方法ですが 通常、大前提「AならばB」小前提「CはAに属する」結論「CならばB」という形で表されます。  たとえば 人間は必ず死ぬ(大前提) 私は人間に属する(小前提) ... (続きを読む)

【情報リテラシー】「日本語を勉強してきてください」すぐに見抜ける間抜けなサイバー詐欺。

ネット上の詐欺(サイバー詐欺)  新型ウイルス問題や増税で人々の気持ちが動揺している隙をつこうとしているのか ネット上の詐欺、いわゆるサイバー詐欺を以前よりずっと頻繁に目にします。  そのやり方はとても巧妙になってきているので、簡単に騙されてしまう危険もあります。  感覚的に多いと感じるのは 「不正アクセスがありました」 「ウィルスが検知されました」 ... (続きを読む)

【受験の極意】やるべき事を増やしてはならない。「やらない事を決めていく」それが受験勉強。

過去問題を見たことがない生徒  指導をやっていて一番驚いてしまうというか、心配してしまうのは 大学受験でも高校受験でも、「受験する試験問題の過去問を見たことがない」という生徒です。 時期にもよりますが、受験直前の時期にそんなことを言う生徒がいたります。  これは学校の授業で、受験問題を実際にすべて解けるように範囲を網羅できるのが受験の直前になるので(特に高校受験)... (続きを読む)