【バランス感覚】ピンチには適さない完璧主義

完璧を目指すことのデメリット 「すべてのことが完全にできたらいい」  何かを試みる時、人は必ずそう願うと思います。  しかし、実際には完璧に物事を達成することができる場合は、本当にごく限られていると思います。  完璧ということが実際には実在しないのに、それを基準に考えるのでハードルが高くなってしまいます。  以前「三日坊主」についての記事を書きましたが、ht... (続きを読む)

【確証バイアス】自分の思考を知ることの難しさ

思考の偏り  普段私たちは、実に多くの思考をしていますが 言うまでもなく、その思考には偏りが生じる事もあります。 しかし、その事に気づく事ができるのは 実際には少ない事かも知れません。  ただ勉強の世界では、幸いにも正解、不正解というものがあるため 割と自分の思考の偏りには気づくチャンスがあります。  そしてそんなチャンスを生かすことが、実は結果... (続きを読む)

【後置修飾・関係代名詞のコツ】早く気づきましょう。それが「飾り言葉」の勉強であるという事に

何の勉強なのか?  私がよく生徒に尋ねる事があります。 「これって結局どういう事?」 「今勉強しているのは、要するにどんな話?」 生徒たちは目の前の細かい内容に集中して勉強をしているので こういう聞き方をすると、ポカンとした顔をする者も少なくありません。  でも今自分がやっている内容が 一体どんな場面で問題になるのかを把握する事はとても大切です。... (続きを読む)

【情報リテラシー】「エコーチェンバーの危険」本当はネットよりメディアに?

エコーチェンバー  近年主にSNSでの情報収集の偏りについて 「エコーチェンバー」なる用語を耳にすることが多くなりました。 「エコーチェンバー」とは直訳すると、「こだまの飛び交う部屋=共鳴室」という意味で 閉鎖的な密室空間では、同じような音量・音階の音が繰り返し響き合うということから、 「閉鎖的なつながりの中では、コミュニケーションの結果、同じような言説や考... (続きを読む)

【外来語の美化語】使ったらいけないの?「おトイレ」「お煙草」「おズボン」「おソース」

美化語  敬語の種類として「美化語」というものがあります。 これは言葉を上品にして他とのバランスを取るために使われる敬語の一種で  以前はこの分類はなく、敬語は「尊敬語、謙譲語、丁寧語」だったのですが、 割と最近に、なぜか種類が増えて「尊敬語、謙譲語、丁重語、丁寧語、美化語」の分類になり、登場したものです。  たとえば 「お菓子」は単に「菓子」と言えば... (続きを読む)

【横断的受験対策】いくつ言えますか?「ingの使い方」

受験への誤解  受験シーズンになると、塾だけでなく受験に向けての様々な動きが活発化します。 中でも受験対策用の参考書や問題集が、毎年数限りなく出版されます。 専門に受験を見てきている私たちからすると  語弊を恐れずに言えば「過去の引き直し」であり「似たり寄ったり」な内容のものが多いのですが 「ここが出る」とか「今年の受験にはこれを押さえて」などと書かれると ... (続きを読む)

【三上の話】知ってますか?3つの「集中できる場所」

集中による時間の節約  現代では、大人も子どもも常に時間に追われている傾向があります。 それは科学技術の発達で、あらゆる物事のスピードが上がったせいもあるかも知れません。  あるいは、知らぬ間に何事も無駄に複雑化したという事もあるでしょう。  たとえば、官公庁の手続きは、正確で誤りがない事を目指すあまり、そもそも複雑怪奇に入り組んでいますが 昨今は、こちらか... (続きを読む)

【繰り返す明るい未来の四字熟語】「意気揚揚」「意欲満満」「威風堂堂」「前途洋洋」「悠悠自適」

明るい未来と勇気  昨今の世情には、あらゆる人たちが何がしかの影響を受けて、 ごく一部の例外を除いて、激動の状況下に人々は置かれています。  でも、こんな時こそ気持ちを取り直して、前向きにいきたいものです。  明るい未来を感じたり勇気がわくような言葉というものは、人の気分を一瞬で変えてくれることがあります。 言霊という言葉もあるように、 世情が暗いから... (続きを読む)

【科学的思考こそが分断と危険を防ぐ】「この世界は仮想現実?」「フラットアース?」「マッドフラッド?」

情報格差  最近のインターネットやSNSの発展は著しく、今やほとんどの人が何らかの形でインターネットを利用しています。 しかし、その利用の程度は千差万別で  「ネットニュースをテレビニュースや新聞代わりに見る」「ゲームで使う」「連絡で使う」というような人から 「投資に使う」「ビジネスや取引に使う」「オウンドメディアとして使う」という人々 「世界の情勢を知るた... (続きを読む)

【アウトプットの盲点】「化学式で答えなさい」「He(enjoys) swimming.」あなたが得点を伸ばせない本当の理由とは?

単純な思考  生徒が演習として問題を解いている際には、多くの場合1つのテーマについてのみ意識が向けられます。 たとえば分解の化学反応を勉強している時には、分解のことばかりが頭にあります。 「水を電気分解してできるものは何か」と言われれば 「あっ、酸素と水素だ」と思って「酸素と水素」と急いで解答します。 たとえその後に「化学式で答えなさい」と書いてあってもです... (続きを読む)