【計算問題を得意に】考えて使い分ける「式を書く時・書かない時」

途中式を書かない生徒  数学でも理科でも、計算の際に途中式を全く書かない生徒を時々見かけます。  問題の内容にもよりますが、途中式を書かないと思考が具体化されていく過程を自分で確認できず途中で混乱してしまったり、計算ミスも出やすくなります。  そんなときは必ず途中式を書くように指導をしますが、 そういう生徒は、しばらく経つとまた書かないでやっていることも多いです。... (続きを読む)

【忘れない学習】強く印象に残る事は忘れたくても忘れない。

時間ばかりかかってなかなか覚えられない人は、やり方を誤解している  よく見かけますが、時間をかけ暗記をしようとして一生懸命ノートに書いて、それを繰り返している生徒がいます。 そんな生徒に、そこに書いてあることを覚えているか2、3聞いてみます。  驚いたことに半分も答えられません。  今書いていたところなのにです。 大変びっくりしますが、実はこれは特別な例では... (続きを読む)

【記憶のポストイット】記憶はないのではなく眠っている。

「東はどっち?」  社会では方角を聞かれる問題があります。  たとえば地形図で「学校は駅からどちらの方角か」というような聞き方がされます。  こんな単純な問題でも、4つの方位「東西南北」が分からないという生徒は結構います。  地図の基本は「上が北、下が南」(方位記号がない場合)くらいは知っている場合が多いのですが、 左右のどちらが東で、どちらが西かを混乱して... (続きを読む)

【小学算数のコツ】どうして解けるようにならない?「文章題」

文章題になるとかけ算ばかりの答えを書く生徒  小学校の算数で、文章題を苦手に感じている生徒はかなりいると思います。 計算ドリルのような問題はスイスイと解いても、文章で聞かれるとまるっきりお手上げになってしまう生徒もいます。 これは本人に能力がないということではなく 最初にやり方をしっかり教えてもらっていないことによって、苦手意識が出来てしまった場合がとても多いです... (続きを読む)

【暗記する数学】勘違いしていませんか?テストに出る数学のこと。まずは解法の暗記です。

数学の学習の基本とは?  中学生が数学の勉強をしているときに、方程式の文章題が出てきます。  なかなか得意にすることが難しいジャンルなので、苦戦する生徒も多いところです。  心配な生徒は基本の問題をあれこれ考えて何回も繰り返してやっていますが、なかなか前に進みません。 見ていると、やり方の例が書いてあるのにそれを見ずに一から考えているようです。 しかしこのや... (続きを読む)

【夏休みの宿題】「まだ終わってない。どうしよう」すべては自分のために。

夏休みが終わるのに  夏休みの終わりは通っている学校や、住んでいる自治体によって結構日付が異なります。 多くの人は8月31日に夏休みが終わると思い込んでいますが、そうでない学校はかなりあり 8月中に夏休みが終わるところも少なくありません。  ただ今年は例の新型ウィルス騒動で、夏休み終了が予想外に延びた学校が多いようです。  夏休みの終わりと言うと 昔か... (続きを読む)

【呉服の語源】三国志と着物の意外な関係とは?

身の回りにも知らないことはたくさんあります  着物を販売するお店を「呉服店」と言いますね。また着物のことを「呉服」と呼んだりしています。 着物を着る習慣のない人は気にも留めない人が多いですが 歴史の勉強をしていたり、あるいは別の機会に「三国志」に「呉」が登場してきたとき、 「あれ?呉服の呉ってこの国の服なのかな」 と思ったことがある方はどれくらいいるでしょう... (続きを読む)

【わかる品詞!】知ってますか?「紛らわしい連体詞の見分け方に手順があること」

入試で聞かれることが多い連体詞と副詞  生徒が文法を勉強していて、実は簡単なのになかなか理解がすすまない品詞があります。 それが連体詞と副詞です。  今回はそのうち連体詞について書きたいと思います。  副詞が多くは用言を修飾するのに対して、連体詞は言葉の通り体言を修飾します。  副詞が純粋に用言の修飾だけをするのではないので連用詞と呼ばれないため、わかりにく... (続きを読む)

【ストップ!勘違い】そのことわざ間違ってます。

間違いやすいことわざ  ことわざは、古くから言い習わされてきた教訓や風刺のような内容を、短い言葉で表すものです。  実にたくさんのことわざがありますが、普段そんなに使うわけでもないため、 多くの人が、かなり勘違いして覚えていることがあるように思います。  以前慣用句の記事で書いた「情けは人のためならず」の意味の取り違えなどは その代表例ですが http... (続きを読む)

【地理は「興味」がすべて】「先生、綿花って鑑賞する花のことですか?」「このギザギザがリアス式か!」

地理に興味がない生徒たち  以前から感じていることですが、中学の社会では地理が苦手という生徒がかなりの数います。 話を聞いてみると、理由は「興味を持てないから」と答えます。  しかし、地理は現実に役に立つことも多い科目です。 大人になった時に「青森県は九州にある」などと言っていてはまずいですね。  また、入試では地理も出題されるのに、3年になると教科書のカリ... (続きを読む)