【暗算のデメリット】ミスを多発させる「式を書かずに正解が出せる」という自信

時間短縮に役立つ暗算  理数系科目ではテストのときに時間が足りなくなることが多く、問題を解く時間の短縮は1つのテーマです。  暗算でこの問題解決しようとする生徒がいます。 確かに、暗算は時間を短縮することに役立つことがあります。  前に「計算のコツ」について何回か記事にしたことがありますが、 24×1000や400×0.5を筆算でやっているのを見ると「... (続きを読む)

【情報リテラシー】知っていますか?「多数決は真実を示さないこと」

何かを決定する方法  およそ人が複数いて、その中で何かを決めなくてはならないとき 意思決定をする方法には、実はさまざまな方法があります。 ①一人の人の意思をもって集団の意思とする方法 ②多数決による方法 ③全員一致を要求する方法 ④特別多数により判断する方法(特別多数には3分の2とか様々な基準があります) ⑤代表者を選びその決議をもって判断する方... (続きを読む)

【慣用読み】誰にでも勘違いはあります。でも「重複」は「ちょうふく」?それとも「じゅうふく」?

思いがけない勘違い  テストの際に、自分が思っていたのと異なる 「思いがけないミス」が出る時があります。 ケアレスミスと異なり、確信犯的なミスです。  たとえば「奥」という漢字がありますが 漢字の下にくる文字は「大」です。 ところがこれを上を突き出さないで書いてしまう人が、時々います。  たぶん最初に四角に「米」と覚えてしまっていて そうい... (続きを読む)

【やまと言葉の優しさ】「蒲公英が咲く田舎道。旅の土産を抱え、家路を急ぐお父さん」

熟字訓  漢字の熟語と言うと、 たとえば「帰国」という言葉であれば、「くにへかえる」というように それぞれの単字(1つの漢字)単位で、訓にして読む(意味を知る)ことができますが、 そういう読み方ができない熟語があります。  これは「熟字訓」というもので 熟語全体で読み方を当てるため、単字に分けても意味がわからないものです。  簡単に言うと、当て字... (続きを読む)

【ポタリング日和】のんびり自転車で走ろう。初夏の渥美半島

 最近ポタリングがブームです。 ポタリングと言うのは、「自転車のお散歩」というような意味の和製英語です。 putter「ぶらつく」という英語から来たもののようですが、 このポタリング、無理をせず気楽に自転車で走るということができるため、これまでの「サイクリング」より広く多くの人が、気軽に自転車に乗りたくなるコンセプトで 健康志向の世の中の傾向にマッチして、... (続きを読む)

【歴史は繰り返す?】おろかな「禁酒法」がアメリカにもたらしたもの

アルカポネを大儲けさせた禁酒法  禁酒法:もともとはキリスト教のメソジストが禁酒を主張したのが始まりとされるが、次第にアメリカ全土に禁酒(酒の製造・販売・輸送など)を法律によって強制する動きが広がり、1920年から約13年間アメリカで連邦法として施行されていた。ボルステッド法(国家禁酒法)と呼ばれる。  最近、禁酒を市民に強制する行政の動きが問題になっていますが 元々「... (続きを読む)

【簡単にできる】子どもの理解力を上げる保護者の秘策とは?

よくわからない話  たまにスピーチや講義などで、聞いていても抽象的な内容や主観的な感想ばかりが多くて、何を言っているのかがよくわからない話があります。  おそらく話している本人もよく整理ができないまま話しているのだと思いますが、そういう場合は聞き手も同様に、いやそれ以上に話がわかりません。  私が司法試験で答案の論文を書いていた頃にも、同じような経験があります。 ... (続きを読む)

【アウトプット】「勘違いしていませんか?出来なかった理由」準備50・当日50という場合だってあります。

アウトプットを軽視し続けるテスト対策  テストの得点が返って来たときに 「何でこんな点数なの?」と 本人も保護者もショックを受けるという事がありますが  学校の先生も、塾の教師や家庭教師も 「どうして?」と首をかしげる事があります。  それは、テスト前の演習だったり、ちょっとした内部テストで確認した時にはかなり順調で、 「今回はこれはいけるぞ」と... (続きを読む)

【保護者面談を成功させる方法】避けたい。こんな個人懇談

よくある保護者懇談の例  保護者懇談の時期になりました。 保護者の方は、いろんな想いを胸に面談に向かうことと思います。 前の面談が長引いていて、それを廊下で待っていたりするのですが 会話が一部聞こえてきたりして、少し不安になったりします。  私の経験から言わせてもらうと、学校や先生にもよるのだと思いますが、 もう少し懇談の際のプライバシーへの配慮は欲し... (続きを読む)

【いつまで続く?人権侵害】劉邦の「法三章」の凄さ

劉邦の「法三章」  漢の国を創設した劉邦(項羽と天下を争った相手)が秦を破った際に制定した全部で3か条だけの法。その内容は「人を殺した者を死刑とする」「人を傷つけた者を罰する」「何かを盗んだ者を罰する」というわずか3か条のみだった。それまでは、秦の始皇帝が大変複雑で厳しい法で民を支配していたため、劉邦はこの法三章によって当時の民衆の絶大な支持を得ることになった。*(漢が天下を取った後は「九... (続きを読む)