【教師向け指導のコツ】「伝えたい気持ち」なぜ近所の親父の話はわかりやすいのか?

わかりやすい話と正確な話  私たちはいろんなところで人の話を聞く機会があります。 そうすると自然に わかりやすい話をする人と 難しそうな話だけど自分にはちょっとわかりにくい話をする人がいることに気付きます。  今はネットで動画を簡単に見ることができますが 動画チャンネルで話をするのを見ていても 内容の善し悪しと別に、話のわかりやすさを見た場合に ... (続きを読む)

【教師向け指導のコツ】頭の柔らかさが問われる「生徒からの質問への対応」

「何か質問がある人」  学校の授業で、よく先生が言う台詞に 「何か質問がある人」 というのがあります。  そして、声が上がらないと 「じゃあ、ここよく復習しておいて」 などという締めくくりがあったりします。  私の塾では授業を中心にやっていた頃からずっと、 原則として、こういう問いかけはしないように、教師たちに指導をしてきました。 そ... (続きを読む)

【消極的な嘘】「伝えられない重要情報」に気づく方法とは?

嘘はどうやって伝えられるか  今も昔も、私たち一般の庶民は 情報を十分に獲得できないために 様々な不利益を被ることがありました。  たとえば第二次大戦時の情報統制下では、 「負けている」というもっとも重要な事実が隠されました そのために世論が正しい方向を見失い、誰も戦争を早期に終了させられませんでした。  もっと早く正しい情報が周知され、議論がき... (続きを読む)

【メディアリテラシー】「100対1の情報量」であっても、1が真実の場合は意外に多い。

情報化社会の罠  インターネットやSNSが発達してかなりの時間が経過しました。 高度に大量の情報が飛び交う世界が実現して 人々は皆 「あらゆる正しい情報を、自分は享受できるようになった」と思っています。  でも果たしてそうでしょうか。  マスメディアは故意か過失かはわかりませんが、以前に比べて誤った情報や偽りの情報を次々に流すようになりました。 ... (続きを読む)

【1日10分】短時間の継続学習を成功させるコツとメリットとは?

1日10分でもそれを続ければ、大きな結果になるといいますが… よく1日10分だけでも1年間続けたら相当な結果を出せると言われます。  確かに時間で言えば、1週間で70分、30日で300分(5時間)、1年で60時間程度を勉強に使えることになり、集中した時間であれば相当な結果を残せそうです。  けれども実際にこれをやろうとして失敗をする人は後を絶ちません。  なぜでし... (続きを読む)

【知識がつながる瞬間】聖徳太子も読んでいた有名な本とは?

全然思いもしなかった2つの点がつながる瞬間  長く勉強を続けていると、前に勉強していたことについて 「ああ、あれはこの話とつながっていたのか」と思う瞬間があります。  その時の感動は、学習の楽しさそのものといってもいいかも知れません。 「世界の秘密を知ってしまった」 そんな気にさえなるひとときです。  儒教(儒学)についての知識を例に挙げてみましょう ... (続きを読む)

【次善の策】民主主義を盲信してはいけません。「悪法は法にあらず」

法治国家と法の支配の違い  よく人は「日本は『法治国家』だから、みんなで決めた法律は守りましょう」 という事を言いますが これは一面正しくも ある面では正しくない内容を含んでいます。 「法治国家」というのは元々ドイツ法学系の言葉であり、「人治国家」の反対語で 国家における決定や判断は、すべて法によって行われるべきであるという考え方です。 言い換え... (続きを読む)

【選挙独裁制への移行】必ず「国民の安全を守る」というスローガンで独裁は始まる

世界で一番多い選挙独裁制  イギリスのエコノミスト誌が、世界各国を対象に毎年発表している民主主義指数というものがあります。 各国の政治の民主主義のレベルを「選挙過程と多元性」「政府機能」「政治参加」「政治文化」「人権擁護」などの面から評価するもので 「完全な民主主義」「欠陥のある民主主義」「混合政治体制」「独裁政治体制」に各国を分けています。  日本は2020年度... (続きを読む)

【カルディ少年の伝説】不思議な黒い液体が生まれた理由とは?

普段身の回りに溢れている不思議なこと  私はコーヒーが大変好きで毎日飲んでいます。 楽しみで自分で時間をかけて淹れることもあります。  皆さんはコーヒーを淹れていて、不思議に思ったことはありませんか。 「なぜこんな飲み物があるのだろう」 「誰がこんな飲み方(淹れ方)に初めて気づいたのだろう」 「最初からおいしいと思ったのだろうか」 いろんな疑問が... (続きを読む)

【この世界は仮想現実か】二重スリット実験の示す衝撃の事実とは?

 高校生を指導していると、物理で「ヤングの光の干渉性の実験」というものを指導することがあります。光路差が光波の整数倍になるかどうかで明線・暗線を観察して考察するという問題で、かなりポピュラーな問題です。 二重スリット実験  実は、このジャンルにごく近接した内容のものとして 皆さんもご存知かもしれませんが、有名な量子力学の二重スリット実験があります。 ヤングの実験の光の代わ... (続きを読む)