Spring has come.「春が来た」
春を英語で言うとspringになります。
何となく教えられて「ああ、そうなのね」と暗記している人が大半だと思います.
そしてSpring has come.「春が来た」という例文を覚えて、「ああ、現在完了だからhas +過去分詞のcome なんだな」なんて言ったりした人もいるかも知れません。
ですが肝心のspringがなぜ「春」なのかは、springの別の意味「バネ」とか「泉」とかとどうつながるのとも関連して、すっきりしないのではないでしょうか。
共通していることは?
spring は「春」「バネ」「泉」などの意味がありますが、この3つの言葉には共通なことがあります。
それは「突然飛び出す・弾ける・跳ねる」というようなイメージを持っている言葉だという事です。
もともと接頭辞と言うわけではないと思いますが、spで始まる単語は「勢いよく弾けていく」ようなイメージの単語が多く、たとえばspray (スプレー・散る)spark(スパーク・火花)とかspin(スピン・急回転)とかみたいに元気のある言葉が多いのですが、
spring もそういうイメージの単語で、「バネ」はもちろん「飛び出して跳ねる」ためのものですが、こう考えると「泉」も「地面から水が飛び出す、弾け散る」ということで元にあるイメージは一緒ですね。
そして「春」は寒い期間に眠っているように見えた自然のあらゆるもの、木の芽であったり花のつぼみであったり、いろんなものたちが、一斉に「世界に飛び出してくる・弾け出る」時期だという事が出来るのだと思います。
春の息吹
このように考えてくると、昔の人は「春」というものに「勢い」とか「元気」を感じていて、そういうことから「飛び出す」というイメージの言葉であるspringを「春」の意味として使うようになったのだとわかります。
きっと春の息吹を感じつつ「ああ自然の力で、万物が世界に新しく飛び出して(spring)来るぞ!」というような気分で春を迎えたのでしょう。
どこの国の言葉でも、言葉にはやはり深い意味と歴史があるものですね。
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