重要な事を報じない 近年マスメディアというものが大きく変わってしまい 私たちにとっても、情報を得る上での不都合が多々生じて来ています。 もっとも典型的な問題は 「報道しない自由」の問題です。 テレビにしても新聞にしても、報道に使用できる時間やスペースは有限なので 私人である報道機関には、報道すべき内容を取捨選択する自由があり たまたま報道され... (続きを読む)
【情報リテラシー】人々を動かして操る社会的権力というもの
任侠映画 私が子どもの頃は、戦後直後の荒廃期から高度経済成長へと時代が移り これから無限の夢が実現していくのではないかと、多くの人が感じていた時代でした。 その頃テレビでも映画館でも、大いに流行っていたのが任侠物の映画でした。 俗に言うやくざ映画ではありますが、「仁義を重んじる男の世界」を描いていると称して妙に暴力団の事をクローズアップする、そんな作品が連日流... (続きを読む)
【情報リテラシー】知っていますか?「多数決は真実を示さないこと」
何かを決定する方法 およそ人が複数いて、その中で何かを決めなくてはならないとき 意思決定をする方法には、実はさまざまな方法があります。 ①一人の人の意思をもって集団の意思とする方法 ②多数決による方法 ③全員一致を要求する方法 ④特別多数により判断する方法(特別多数には3分の2とか様々な基準があります) ⑤代表者を選びその決議をもって判断する方... (続きを読む)
【情報リテラシー】大きな嘘と小さな嘘
詐欺師のドラマ 最近、詐欺師グループを主人公にしたドラマが結構あります。 詐欺師やスリとかの犯罪手口を熟練した技のように描いて 主人公が別の悪者たちと戦う内容だったりします。 無法者がヒーローになるドラマは、昔からありますが その中には他人に対して悪いことをしてしまっているということへの配慮が 必ず描かれていたように思います。 抽象的に言うと... (続きを読む)
【情報リテラシー】「状況証拠こそ決め手」毒りんごを見抜く力
状況証拠とは? 刑事訴訟において、訴因を構成する犯罪事実に対して直接これを証拠づける物的証拠などとは異なり、周辺事情から「おそらくやったのであろう」と推論をさせるような証拠を「状況(情況)証拠」と言います。 よくテレビドラマで「それはあくまで状況証拠ですよね。物的証拠はあるんですか?」 と言われているあれです。 民事訴訟では、これを間接事実を証拠づけると言... (続きを読む)
【情報リテラシー】私たちは本当に真実を見ているのか?「残りあとわずか」「応募が殺到すると電話が繋がりにくくなる恐れあり」
本当に私たちは本当に真実を見ているのか 普通に善良な気持ちで生活をしている人たちにとって 商業活動でも国の政治でも、まさか自分たちを悪意で陥れる人がいるとは 思わないものです。 ましてやテレビが平気で嘘をつくなどということは 信じられない人が今でも多い事かと思います。 しかし、残念ながら真実は、 私たちが思っているよりもずっと 「私た... (続きを読む)
【情報リテラシー】本当に信じていいの?お金で宣伝ができる「比較サイト」
「サクラ」 私たちの判断を誤らせる情報は 色んな形で世の中に存在していて 多かれ少なかれ 私たちはそれに騙されてしまっていることがあります。 昔から、悪徳な商売でよく使われる手法としては サクラというのがあります。 これは、例えばラーメン屋の前に 「お金で雇った人を並ばせる」とかいった方法で 店が繁盛しているように見せて、客を呼び... (続きを読む)
【情報リテラシー】責任を負わないメディアの本質「1983年富士山噴火」「2020年42万人死亡」
富士山大爆発 ずいぶん昔の話です。 私がちょうど大学生で東京で暮らしている頃 「富士山大爆発」という本が出版されて一世を風靡しました。 相楽正俊という方の出版書で 「1983年9月に富士山が爆発する」という内容の本でした。 ちょうどその時期に帰省やら旅行やらで、新幹線で富士山の前を通る予定が何回かあったため 私はかなり心配をしていて、悩んだのを... (続きを読む)
【情報リテラシー】消えた「ゼネラルな情報提供ステーション」知らない情報へは辿り着けない。
ゼネラルな情報提供ステーションが消えた インターネットが進化してきたので 多くの人々は「情報が何でも手に入れられる良い時代になった」と喜んでいますが はたして本当にそうでしょうか。 答えは ノーです。 正しい側面もありますが、 実は「多くの面ではそうでもない」と言わざるを得ません。 というのは 「ゼネラルな情報提供ステーション」が消え... (続きを読む)
【情報リテラシー】ご注意!「情報量と積み重ねで消される真実の情報」
情報量が多い方が正しい? 現代の私たちは、常に流れてくる大量の情報にさらされています。 すべてが正しい内容のものであれば良いのですが 偽情報がまざっていることも少なくありません。 そしてそれは、単に誤報というものもあれば 最初から私たちの判断を誤らせるために流された、故意の偽情報であることもあります。 誤った情報により私たちは 持っているお... (続きを読む)