【元から存在する力】ご存知ですか?人工物ではなく「100年の風雪に耐えるもの」

風雪に耐える

 「風雪に耐える」という言葉があります。困難な状況や厳しい環境に直面して負けずに過ごすことを言います。

 中でも「歴史の風雪に耐える」と言うような言い方もよく耳にします。この場合には特に思想や哲学がとても優れていて残っていることを意味しますが、今回は普通の意味での「風雪に耐える」のお話です。

 雨や風、雪にも負けず何かが存続していくというのはいずれにしても大変なことです。

ましてやその期間が長い場合には、どこかに故障が生じるものです。そういう事が無くて存続し続けるという事はなかなか難しいはずです。

 ここに「100年の風雪に耐える」という言葉があります。誰かの言葉というわけではないでしょうが、CMだったり製品をアピールする場面だったりで、「大変丈夫であること」を示すために言われることがあるように思います。

 では自然物で100年の風雪に耐えるものとは一体何でしょうか?

100年壊れないものって?

 最近は身近な家電製品も性能が高いものが多くなってきました。

 例を挙げれると冷蔵庫やテレビなどは、私が子どもの頃はよく壊れたり使えなくなったりすることがありましたが、今では、ほどんどそんな事はありません。

ただ新しい製品が続々と出て来るため、買い替えをしてしまい、実際には、何時まで使えるかがわかるという事がなくなってきてしまっています。

 しかし製品の寿命が劇的に伸びているのは確かです。それでもなかなか100年壊れる事がない製品を作るのは、至難の業ではないかと思います。

 よく家については、「100年持つ家」などという形で宣伝がされている事がありますが、家でさえ、100年間持つのはそんなに簡単ではないということなのでしょう。

ただ実際には長く維持された建物について「100年の風雪に耐えた」というような表現がされているのは確かで、実際そういったものくらいが対象としては絞られてくるのかも知れません。

「壊れない」という事の意味

 物が「壊れない」というと私たちは、それが完全な作りであって、一部の隙も無いものと言う風につい思ってしまいますが、実はそうではありません。

メインテナンスをすることによって物の寿命を延ばすという事は、よくある事です。

 たとえば家についても、屋根のペンキを塗り替えたり壁を補修したりして、定期的にメンテナンスをしていくのと、そのまま放置していくのでは、寿命は天と地ほど違って来るでしょう。

 私は複数の教室で塾を運営していますが、ちょっと日当たりの良い場所にある教室の看板などはすぐに日光で日焼けによるヒビが入ってしまったりしてしまいます。

メインテナンスは本当に必要だと実感します。

進化していく事

 ではさらに環境に応じて、その性能が進化していくようなものであればどうでしょうか。

100年という年月の間には、環境も当然変化します。

もしその環境に応じて性能が進化していくことができれば、当初のまま変わらない場合に比べて劇的にその寿命も延びることでしょう。

 「そんな都合の良いものがあるはずはない」

そう思われる方も多いと思われます。

 しかしたとえば、最近話題になっているAIは、そういう進化型の機械だと言えます。

ディープランニングという形の学習を自らすることができるため、どんどん進化していきます。

 現在はマシンの頭脳部分の進化にとどまりますが、いずれ自己修復といえるような事を行い、永遠に壊れない機械というものが出現することはほぼ確実ではないかと思います。

ただこれは人工物ですから、今回の「100年の風雪に耐えるもの」の答えとなるものではありません。

学習する存在

 AIの事を考えた時、「学習」というものが、これまでの機械にはできなかったが、それとは違ってAIには出来る画期的なものであると言えます。

こう考えて見て、ふと思いつくことがあります。

 他ならぬ人間というものが、日々学習する生き物であるということです。

 そういえば、近く人の寿命というものが延びて100年になるという話があります。

どのような製品より何よりも、人間自身が「100年の風雪に耐えるもの」と言えるのです。

 そこで考えてみると、たとえば人間は、重いものを運ぶ運動を毎日行っていると、筋肉がついてきます。

状況に合わせてポテンシャルを上げていける機能が、人間には備わっています。このことはまさに驚異としか言いようがありません。

機械でも何でもないのに、自己修復機能だけでなく、自己改善・向上機能がごく自然に備わっていて、環境の状況に合わせて進化していくことが出来るという事は、本当に驚くべきことだと思います。

 私たちはごく普通にそのことを知っていますが、よく考えるととてつもなく凄い事です。

元から存在する力

 人間にはこのように自己修復能力だけでなく、自分を向上させていく改善能力が備わっているわけですが、私たちはそのことに意識的でないだけでなく、時にそれを軽視しがちです。

 そんな中、最近よく問題になりつつあるのが、医療による過干渉です。

 人間には、本来免疫力で自分を守り修復したり回復したりする力が備わっています。

しかし、最近は健康である段階から人々に「もしもこうなると危険だから」ということで、予防の名目の下で本来必要のない関与をしがちであることはご存知の通りです。

たとえば人が熱を出すのは免疫による自然な反応で、そのことによって体の中にある毒を出すためのことであるという考え方があります。だから熱が出た場合にそれをただ冷やして薬で対症療法を急ぎするばかりがベストの対応とは限りません。

もちろん状況によって異なる話なので一律には言えませんが、「とにかく薬を」というような対応はむしろ体に害を及ぼすこともあります。

 またあくまでも一つの説ではありますが、高熱が出るとがん細胞は消えるという報告もあるようです。人の免疫システムと言うのは本当に凄い仕組みなのだと思います。

まさに「100年の風雪に耐える」素晴らしい能力が元から存在しているということなのです。

添加物王国

 今ではご存知の方も多くなっていると思いますが、我が国は世界的に見てもとびぬけた食品添加物大国です。

コンビニで菓子パンを手に取ってその包装の裏側に書かれている添加物の名前を見てみると、少なくとも以前の数倍の数の記載があることに心底驚きます。

世界的に危険とされている食品添加物も日本だけはなぜか使用が無制限で許されているのが実際です。

厚生労働省の向こう側にいる存在により、いいように基準が緩められている気がしてなりませんが、少しでも多くの人がこれについては詳しく知って自衛をしていく必要がある時代になっていると思います。

 良くない食品添加物の多くは、見た目には影響はないように見えますが、実際には私たちの大切な器官である腸の機能を阻害する危険が大きいといわれます。そのことによって免疫系に異常が生じる可能性があるとも言われ始めました(自己免疫疾患)

 本来は放っておいても自己修復機能や改善・向上機能により100年の風雪に耐える人の身体に元から存在していた力を、このようなもので決して失ってはいけません。

薬や病院に頼らない暮らし

 医療関係の方を私は多く存じ上げていて、私の身近にいるそういう方は、皆さん一生懸命に患者の事を思って下さる方ばかりで、こんなことを言うのもはばかれますが、

100年健康で暮らしたいなら、薬や病院に頼らない生き方を模索すべきだと思います。

夕張では財政が破綻して病院がなくなったら長生きする人が増えたと言われます。薬や病院はあくまで対症療法をする場所であり、人を健康にして病を治すものではありません。

自分自身の中に上記のような素晴らしい力が備わっているのですから、それを大事にしてその拡充をはかるほうがよほど健康で暮らしていけることでしょう。

 簡単に言えば免疫力と言うスーパーアイテムを再認識するということです。

そして、私たち人間がこのように、本当に稀な素晴らしい能力を持った存在であることに気づくと、何だか勇気がでてくるのではないでしょうか。

この与えられた能力を100歳まで、何に生かして生きて行けるのか考えて行きたいところです。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。

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