考える学習をしない習慣 「学習」というものをどうとらえるかについては、人により色々だと思いますが、 「学習」の本体を「何かを覚える事」であると思っている人は、予想以上に多いかも知れません。日々のほとんどの学習を暗記をベースに行っている人も意外に多いように思います。 暗記力がある人間にとっては実はその方が楽である場面もあるからかもしれません。 しかし、もちろん暗記... (続きを読む)
【違いが分かるかな?】「栽培漁業と養殖漁業」「二期作・二毛作・輪作」
アバウトなイメージ 日常的にそれを正確に覚えておかなくても、実際にはあまり困らない「違い」というものがあります。 たとえば「熱帯低気圧」と「温帯低気圧」はそれが発生した場所によって名称が違うだけですが、気象情報では何だかよくわからないような詳しい説明がされたりします。 でも日常的には「ああ低気圧ね。雨かな」くらいの認識でも実際にはあまり困りません。アバウトなイメージで... (続きを読む)
【入試の作文】出題者の「書かせたい事」をピッタリ書けば満点が取れる。
入試の作文 長く受験指導をやってきていますが、作文問題ほど受験生が入試を勘違いしがちなものはありません。 「自分は作文が苦手だから」と言って最初から放棄してしまう生徒が多い反面、逆に「作文で何とか高得点を取ってやろう」という作文自慢の生徒もいたりします。 でも実際には、作文が得意な生徒もちょっとしたところで大きな減点があり、「自分は受験の作文には向いていない」なんて漠... (続きを読む)
【合否を分ける問題?!】最もポピュラーな出題方法「先入観で問題を難しいと感じさせる」
合否を分ける問題 受験直前期には色々な情報が飛び交います。 また試験後も「この問題が合否を分ける」というような事を言う予備校や塾が結構あります。 まず先にお断りしておきたいのですが、皆一律の「合否を分ける問題」が明白にあると考えるのは、明らかに間違いです。 人それぞれ得意分野苦手分野がある以上、やや難しい問題を落としたとしても、自分の得意な別の所でカバーする事も... (続きを読む)
【受験の数学】決め手はこれだけ!「1番の基本問題をすべて正解せよ」
受験で一番大事なことは何か? 受験については色々注意していかなくてはいけない事があります。 試験に出ない事をやらないという事はもちろん、インプットを合理的に行うというような事は多くの人がやっている事だと思います。 しかし「入試」という言葉が重くのしかかり、「難易度が高い試験である」という先入観がどうしても生じがちで、そのために道を誤ってしまう事も多々あります。 ... (続きを読む)
【読解力をつける】一番重要なのは「文章の中に入って風景を見る力」をつけること
読解力がない 特に小学生や中学校前半の生徒に多いのですが、保護者の方が「この子は読み取りが苦手で」とか「文章題で聞かれている意味が分からなくて」と言われてご相談を受けることがあります。 ちょうどそのくらいの年齢になると読解力の差が学力の差に表れやすくなるのだと思いますが、それまでは漢字や知識的なもので比べられがちであった国語力も、すこし手の込んだ質問を含む読み取り問題で試さ... (続きを読む)
【定期テスト対策】知っていますか?「学校課題をテスト直前まで完了できない理由」
学校課題と定期テスト 最近の中学校や高校では、定期テスト前に副教材の課題を出してテスト当日などに提出させる学校が非常に多くなっています。 これは生徒たちが、テスト対策といっても「何をしたらいいかわからない」ため放っておくと何もできないという傾向が強いと学校側が考えて、いわば親心で設定をしているものだと思います。 もう遥か昔になりますが、私が中学高校の頃はあまりこうい... (続きを読む)
【試験のメンタル】試験であがるのって特別な人だけですか?
試験のメンタル 試験というものは、言うなれば「自分を審査される」という事になりますから、色んな意味での動揺があるものです。 準備段階のインプットでも、「ああ、こんな問題がでたらどうしよう」と思って心配するのは当然のことながら、 テスト当日のアウトプットでは、ドキドキしてしまうとか、書き間違いをしてしまう、ケアレスミスを繰り返すなど、メンタル面に由来する失敗は数え切れま... (続きを読む)
【受験直前にやること】過去問を「眺める」という最終準備とは?
受験数日前に過去問題をやることは? 受験直前にやってはいけないこと、やることを昨日記事にしましたが、今回もその続きを書きたいと思います。 今回は過去問題の直前利用法です。 まず、受験数日前に過去問題をしっかり解くというのはやめた方がいいと思います。 直前の不安な時期に問題を解くと、どうしても自分ができるかどうかを過剰に気にすることになります。 その... (続きを読む)
【よくある受験当日風景】「ピンチと思ったら実はピンチではなかった」「
試験を前にして緊張しない人はいない 受験の厄介な所は前日までの準備というインプットの他に、当日力を出し切らなくてはならないというアウトプット面も考えなくてはいけないという点にあります。 とくに大きな試験である入試や国家試験では、人生がかかっているという思いから、普通ほとんどの人が緊張して、かなり前からメンタル面で苦しむことが多いでしょう。 これは当たり前のことです。 ... (続きを読む)