等速直線運動と慣性 中3物理で等速直線運動を学習します。 等速直線運動は読んで字のごとく「速さが一定で一直線上を進運動」です。 わりと単純な話で、これは楽勝と思っていると 突然「等速直線運動は力を受けていない運動(力が働いていない運動)である」という事が書かれているのを発見します。 ほぼすべての生徒がここで「あれっ?」と思うようです。 「何で力を受け... (続きを読む)
【式による説明】2nが偶数でなぜ2mも偶数なの?
式による説明 中2の数学から数の規則性を根拠に式によって説明をする学習が始まります。 たとえば2nが偶数で2n+1が奇数であるというような学習です。 偶数は2の倍数なので、2×整数の形であれば偶数という事になります。 だからnが整数ならば2nは偶数、xが整数ならば2xは偶数と言えます。 なお偶数は2で割り切れる(商が整数になる)数ですので、理論上その整数... (続きを読む)
【東大を出ても仕事がない】激動する時代の中で必要となる「制度や仕組みを作る力」
東大を出ても仕事がない 昨今の世界的な疾病騒動や政治の動きの中で AIの台頭、不景気、業務の外注化による派遣の増加など 仕事がしたくても仕事自体がないという時代が、すでに到来し始めています。 一生懸命勉強を重ねて東大に入って卒業しても、その能力を適切に発揮できる安定した仕事が見つからないという時代になっています。 中央官庁の官僚にならないならば、東大に行く... (続きを読む)
【先生向け指導のコツ】生徒にやる気をなくさせる言葉 NO,1「勉強は大変に決まっている」
なぜ生徒を教えるのか 教師が生徒を教えたいと思う動機は色々あります。 「何か新しいことを学んだ時の、生徒の生き生きとした目を見たいから」とか 「生徒が成功した姿を見ると自分も嬉しい」とか、人によってそれは少しずつ違うと思います。 しかし共通しているのは 「生徒が目を輝かせて学習に取り組んで欲しい」と思っていることではないでしょうか。 やる気を失った生... (続きを読む)
【先生向け指導のコツ】「わからない辛さ」に一番気づけないのが教師だと自覚すべし。
問題は、教師が「教えるほど勉強ができる人」がなる仕事だという点にある 新学期も始まってからかなりの時間が過ぎて 生徒だけでなく教師も自分のクラスや新しい生徒に慣れて来たころです。 これくらいの時期になると、スイスイと学習を進めている生徒だけではなく、わからなくて戸惑ってしまっている生徒も見られるようになり、 それが重なっていくと教師の目から見て心配になってしまう... (続きを読む)
【精神一到って何?】Where there's a will, there is a wayの固い訳し方とは?
あまりにもイメージが違う Where there's a will, there is a way. こんな英語のことわざがあります。 will はここでは「意志」の事を指しますから、直訳すると「意志のある所に道がある」という意味のことわざです。 これだけだと、「まあそんなものか」という話ですが これと同義のことわざとして、「精神一到何事か成らざらん」... (続きを読む)
【化学式・化学反応式】「原子を増やす?それってどういう意味?」
化学反応式 理科の化学では中学高校ともに化学反応式というのが出てきます。 化学反応の前後を式にして表したもので たとえば、炭素と酸素が化合して二酸化炭素ができるというのを というように表します。 C(炭素)+O2(酸素)→CO2(二酸化炭素) まず初学者が気になるのは 炭素は1つなのに、なぜ酸素はO2という形でOが2つくっついている分子の形に... (続きを読む)
【式による説明】偶数が2mで奇数が2n+1。その意味とは?
2nって何? 中2の数学の文字式の計算で文字式を使って説明をする学習があります。 たとえば 偶数と奇数の和は奇数になることを文字を使って説明せよ。 というような問題が出されます。 模範解答は m、nを自然数とすると、偶数は2m、奇数は2n+1と表すことができる。 偶数と奇数の和は、2m+2n+1であるから、2(m+n)+1と変形できる。 ここでm... (続きを読む)
【やさしい損益算用語】ストーリーで学ぶ「定価」「売価」「原価」「仕入れ値」「利益」「損失」
損益算 小学校の算数から「定価が100円の鉛筆を仕入れて・・・」というような損益算の問題が登場します。 また中学校では方程式の問題の中でも必ず「定価」「仕入れ値」というような言葉が登場します。 更に簿記の計算でも「原価計算」はもちろんの事「定価」「売価」などと言う言葉は当然の言葉として使われます。 しかし小学生中学生はもちろん高校生でもこれらの言葉の意味がしっ... (続きを読む)
【代名詞】「アイ、マイ、ミー」を知っていても正解できない、教師も本人も気づかない意外な理由とは?
なぜ代名詞で苦戦する生徒が多いのか? 中1英語の後半で代名詞の学習をします。大人の方もたぶん覚えている「アイ、マイ、ミー、マイン」というやつです。 語学のため必ずしも論理的に割り切れない部分がある英語学習の中で、代名詞は割とすっきりわかりやすい分野です。 規則性があり、変な例外もほとんどありません。 ところが、代名詞を苦手にしている生徒は非常に多いのです。 ... (続きを読む)