【潜在意識と学習】なぜ「6:45起床」の1分前「6:44」に目が覚めるのか?

頭脳というより意識に働きかける

 学習をするということは、まさに頭脳を使う情報処理作業であるといえますが

私たちは生身の人間です。疲れたり眠かったりする中で暗記や思考を行うこともあったりして

機械のように電算処理をすべてがうまく運ぶという事はありません。

そしてまだ詳しくは解明されていませんが、人間には「意識」と言うものがあります。

「意識」と「脳」の関係についてはまだ十分にわかっていない事も多く

また稿を改めて記事を上げたいと思っていますが、「意識」が学習や記憶全般に関係する部分は、実に大きいのではないかと思います。

上滑りの学習

 学習のやり方については、色々な面から工夫ができ、実際にも、やり方を変えることで大きな成果が出ることも多々あります。

そして良くないやり方をしている生徒を見ると、「時間を無駄にしてしまっているな」と思うことがよくあります。

 中でも、「上滑りの学習」はもっとも排除したいものです。

「上滑りの学習」とは、頭の中に情報が流れ込んで来ないまま、ただ作業をしていたりぼんやりしているが、形だけは学習の姿勢を取っている状況を指します。

 理由はいろいろ考えられます。

「学校で嫌なことがあって学習に入っていけない」「何となく学習に意識が行かない」など心理的な面が原因の場合もあります。

 また、一生懸命やっているのに、本当にやり方が悪くて、1つも記憶に残っていない場合もあります。

むしろ、こちらのほうが状況としては深刻と言えるでしょう。

潜在意識の力

 私たちの意識には、いろいろな次元があり、

有名なものとして、顕在意識と潜在意識という言葉をよく耳にすることがあるかと思います。

 日々意識的な記憶や思考を行っているのが、「顕在意識」で、私たちが普段意識しないでいても働いているとされるのが、「潜在意識」です。

たとえば

「明日6:45に起きなくては」と思って、目覚ましをその時間にかけて寝たら、「6:44分に目が覚めた」というような経験をお持ちの方も多いかと思います。

これなどは潜在意識が働いて、自分を起こしてくれたというものかと思います。

 潜在意識については、その使い方次第では大きな結果を生むことがあると言われています。

極端な言い方をすると自分でも知らず知らずのうちに、

「何かを記憶したり」「最適な結論を思い浮かべたり」「思いもよらないアイディアを浮かべたりする」

そんな事を可能とするもののようです。

実際、ふといいアイディアが「天から降ってきた」かのように浮かぶ瞬間というものがありますが

本当に天から降ってくるのではなく、私たちの潜在意識が水面下で必死に組み立てをして、そういう最善のものを生み出しているということなのだと思います。

潜在意識にしみ込んだ記憶は一生忘れない

 私たちが、小学校や中学校で学習したことの大半は、実際には忘れてしまいます。

実はこれは、脳の正しい機能で顕在意識の中にある情報量を適正に保たないと大変なことになるため

人間の脳には、コンピューターと異なり「忘却する」機能があると言われています。

 しかしそんな中でも、重要な知識については大人になっても、老人になっても忘れ去られずに残っています。

日常で使う九九のようなものはもちろんですが

人によっては、特別な植物の名前だったり教科書の英文だったり数学の公式だったり、ランダムな、何でもない記憶が妙に残っていることがあります。

 これは強い印象付けや繰り返しの暗唱などによって、顕在意識だけでなく水面下の潜在意識の中に記憶や思考がしみ込んでしまっていて、忘れない状態になっているように思います。

そういう強い記憶というべきものが人にはあるのだと思います。

これに対して、 冒頭の「上滑りの学習」というものは、まさにその逆だと思われます。

顕在意識に一時は上っても、深くしみ込んでいくことがないのですぐに風化してしまいます。

だとすると、正直「時間の無駄」以外の何物でもありません。

「上滑りの学習」を続けるくらいなら、勉強をせず伸び伸びと遊んでいた方が、まだ精神的にプラスになるでしょう。

 だから生徒にとって極めて大きな敵、それは実は「上滑りの学習」なのです。

もしそういう状態になっていると思ったら、一旦学習を止めましょう。

 そして、どうしてそうなっているのかを突き止めてやり方を即時に変える必要があります。

 この「上滑りの学習」については、なかなか生徒が抜け出せない事も多いのですが、

まず、その危険性をよく知ると言うことが大切かと思います。

今後も皆さんのお役にたつ情報をアップしていきます。

 


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