21世紀に入り科学は日々進歩しています。私たちの目からも進歩のスピードが増していることを実感できる毎日です。
ビジネスに使う通信手段も、次々と新しく便利なものができてきました。古いものではメールがありますし、最近ではSlack やChatwork、もう少しカジュアルユースなものとしてはSkypeやラインなどがあります。
私のところでは、最近は主にChatworkを使っています。
このような通信手段ができて、文字チャットや文書・画像・動画の送受信などリアルタイムにスピーディーにやりとり出来るようになってからは、情報共有が本当にやりやすくなりました。ありがたいことです。
他方、一部の業界などでは以前から使っているということからか、今もFAXでの連絡が来ることがあります。使い勝手が良いのでしょうか。中高年にはFAXはいまだ人気衰えずと聞いたことがあります。
私のところでは、指定がされた場合以外はFAXを自分からは使いませんが、たまに注文の際にFAX以外では注文ができない相手がいて唖然とすることがあります。別にFAXでの注文もあってもいいけど、FAX限定っていうのは今時どうなんでしょう?
もう一点、どこからともなく送られてくる大量のFAXによるチラシ類(FAX営業)が困りものです。最近データで削除できるタイプにしたので紙とインクを消耗しなくなりましたが、以前はこれで頻繁に紙とインクをかなり使われました。
FAXを使っている国は日本くらいなものという話もあります。そろそろやめてもいいんじゃないかなと思います。
新しい機器が登場して社会に台頭するときには、便利さというものは使う人によっても異なるため、浸透するスピードもさまざまです。道具を使うということは文化的な側面もあるので一概に新しければ良いというものでもありません。
ただ、従来の考え方を、科学の進歩に合わせて刷新していく必要が出てくることもあります。
話題になったものとしては、「取引先にメールを送ったらその後電話を入れるのがマナーなのか?」というものがありました。
それぞれ考え方があると思いますが、科学の進歩は思わぬところで論争を生みますね。
なお、私はメールだけでOK派です。
電話については、従来はコミュニケーション手段として当たり前のものとされていましたが、今は電話をかけるという行動はかなり積極的な行動ととらえられるようになりました。他のツールと異なり私生活にいきなり断りなく侵入するイメージです。
「ラインやメールで済む連絡をわざわざ電話するなんて迷惑」と考える人が今は結構いると思います。
新社会人が、ラインやメールでお休み連絡を入れて叱られるなんてこともまだあるようですが、このあたりは本当に考え方次第な気もします。
マナーというものが、その時々の社会の多数派が他人に不快を与えない行動として適切と感じる行動様式なので、世代交代となり多数派が入れ替われば、全く変わってしまうことはありえます。
「あいつ欠勤連絡をわざわざ電話してきた。本当に忙しいのに迷惑」と言われる時代が来るのも意外に近いかもしれません。