他人と違う未来を描いても大丈夫【多様性の認められた社会】

スタートレックの先進性  スターウォーズと並ぶヒーローたちの宇宙での活躍を描くSF映画としてスタートレックがあります。 最初テレビで放映されていたころの邦題は「宇宙大作戦」でした。 初めてスタートレックを見たとき私は衝撃を受けたことがありました。 それは、「ミスターカトウ」という登場人物が普通に他の白人たちと一緒にクルーとして大活躍していたからです。 アジア... (続きを読む)

「その考えって本当?」疑うことの効用とは?

先入観を持ちやすい日本人  日本人は以前から、勤勉で真面目な国民性があると言われて評価されてきました。  確かにその通りだと思います。けれどもその真面目さが協調性の高さと相まって、強い同調圧力のかかる社会になってしまっているというマイナスの面もあります。  だからでしょうか。私たちは何か物事について「疑い」を持つということが少ないのかも知れません。  以前こんな話... (続きを読む)

考える楽しさ「この世界はやっぱり仮想現実?」

仮想現実(バーチャルリアリティー) 仮想的な世界を現実の世界のように見せる技術のこと。技術の進歩により、そこに実際に世界が広がっているように実感できるVR(バーチャルリアリティー)がすでにゲームや映像の世界で普及し始めている。たとえば家を建てる時に実際に完成した家に自分がいることを体験できるようなこともできるので、商業的にも非常に有益な技術である。 この世界が仮想現実である可能性 ... (続きを読む)

「普通」という曖昧なもの

同調圧力と「普通」というもの  日本が高度成長を遂げた背景には、「一億総中流」という意識がありました。これをバックボーンにして、資本主義の国でありながら、「世界で最も成功した社会主義国家」などと称されたこともあります。  約20年間日本の実質経済成長率は10%を超え続け、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」などどアメリカの社会学者に評されたりもしました。  しかし、バブル景... (続きを読む)

ネコが見ている世界(他人は自分とは違うのか?)

あなたの赤は隣の人の赤と本当に同じですか? ロンドン大学の生物学者の研究によると、ネコは人間には見えない紫外線を見ることができるそうです。 逆に赤やグレーなどの色はよく見えないという研究もあります。 ネコは身の回りにいつもいて暮らしているのに、実は見えている世界が違っていたのです。 同じように、私たちは自分の見ている世界は、自分の隣にいる人と全く同じだと信... (続きを読む)

この世界は輝いている!

 クイズです。 水があります。光があります。これだけで人間の食べるごちそうができます。さあ、ごちそうを作ってくれるのはだ~れ? 実はみんなが知っているスゴイこと   答えは…、植物です。正確に言うと二酸化炭素も必要ですが、空気に含まれているからまあいいでしょう。植物の葉にある葉緑体で光合成が行われて有機化合物が生成され、植物の成長のための養分になっています。酸素の発生も伴って、... (続きを読む)

世界が仮想現実であるという仮説を考えてみることの価値とは?

 高校生を指導していると、物理でヤングの光の干渉性の実験というものを指導することがあります。光路差が光波の整数倍になるかどうかで明線・暗線を観察して考察するという問題でかなりポピュラーな問題です。 二重スリット実験  実は、このジャンルにごく近接した内容のものとして、皆さんもご存知かもしれませんが、有名な量子力学の二重スリット実験があります。ヤングの実験の光の代わりに電子を使って粒子... (続きを読む)

【日進月歩】ほんとに正しいの?「進化論」

日進月歩 意味:日に日に、絶えず進歩すること。とどまることなく急速に進歩すること。 進化論への疑問  ダーウィンの進化論については、これまで学校でもメディアでも間違いのない真実のように扱われてきました。  しかし、こんな疑問が挙げられていることを知りました。 「もし進化論が本当でサルが人間に進化したのなら、どうしてサルから人間になりかかっている生き物(中間種)が出現... (続きを読む)