【学習効果が出ないとき】理由を正面から見つめ直すことの重要性

時間をかけてやっていても成績が悪くなる場合

 中学生でも高校生でも、成績が思うように伸びないことがあります。

 たとえば

 前回数学で70点台を取ったので、奮起して数学に力を入れてテストを受けたつもりが、今回取れた点数は65点だった。

というようなことは、実はよくあるのです。

 意外に思う人が多いのですが、学習というものはやりさえすれば結果が出る単純なものと考えている人が多い気がします。

このようなことになるのにはもちろん理由があります。

 しかし多くの人が、その理由に目を向けず、

ただ、

「勉強不足だった」

「問題が難しかった」

「努力が足りなかった」

など漠然としたことを言って納得をしようとします。

また、まわりの人間も

「先生はきちんと指導してくれているのか」

「先生の話を聞いていないんじゃないか」

など急速に心配を募らせます。

 でも的外れの理由を言っていても、問題は一向に解決しません。

本当の理由はさまざまです。単純ではありません。

 こういう皮肉な結果が出る理由はさまざまです。そんなに単純な問題ではありません。

A 課題を一回仕上げてすぐテストになった。当然見直しや繰り返しは行っていないため、定着が浅すぎる。

B 全範囲頭に入っていると漠然と思っているが、自己チェックのやり方がわかっていないので、「できる」と自分で判断するラインが甘すぎる。結果できない。

C 大事ではないことに力を入れ過ぎて、重要なポイントをしっかり理解できていない。

D 普段の学習量が少なすぎるため、演習が繰り返しの効果を生まない。テスト前に一から始めるので、ある程度分かった時点でテストになってしまう。

E 対策のやり方(手順)が悪く、テストまでに全範囲を見渡せるようにならない。

F (塾や家庭教師を利用している生徒によくある事例として)塾にいる時や家庭教師の先生がいる時しか勉強をせず、宿題も雑に済ませてしまっている。「塾でやっているから」という安心だけに頼ってしまい、自分自身の学習が非常に甘い。

G 得点を取るということへの見積もりが甘い。「これは、これくらいの感じで正解になったから」と楽観視して、問題ごとの微妙な聞き方の違いに気づくことができない。(これは、量ばかりたくさんこなす型の勉強法をしている生徒に多い事例)

H 勉強を暗記と思い込んでしまっている。暗記で突き進めない考えさせる問題になると「習っていない出題があった」と言うのみになってしまって解くことができない。

I テスト会場で普段やっていないやり方でやってしまい失敗する。(頑張って準備したテストで意外に出る事例)

J テストになると緊張してあがってしまう。実力を出し切ることができない。

K テストになるとケアレスミスを連発する。

L テストの場合は過剰に丁寧になり、時間がかかり過ぎて大きく失点をしてしまう。

 ざっといくつか挙げてみましたが、本当に点が取れてない理由はこのように千差万別です。

そしてだいたいの場合、これらが複数同時に原因となっています。

問題は理由を直視しないことにある

 だいたいの生徒はどんな学習状況でも、よほどのことがなければ、自分としては奮起して「一生懸命テストへ向けて努力をした」と思っています。

 テスト前に一定時間机に向かって勉強をしたり、塾や家庭教師を利用したり、図書館に通ったというだけで、ほとんどの人は「勉強をしっかりやった」と思い込みます。

でもこれらは学習のベースになる環境が整っただけに過ぎません。

自動的に結果が出る装置ではないのです。

 そして、「勉強をしっかりやる」というのは、何も時間数や問題数をたくさんやるというだけのことではありません。

「自分の弱い所」「自分が勘違いしそうな所」「得点力の低い所」などを把握して、そこに一つずつ手当てを施すことが、実質的な「対策勉強」です。

だから勉強の態勢が整っていて、時間や量をたくさんやったからと言って、それがすぐ結果につながらないのは当たり前なのです。

「考える学習」をやっていないからです。

 得点が実際に取れない理由を、自分の頭でとことん掘り下げて考えてみたことがないのだと思います。

考える学習とは

「考える学習」というのは、自分が結果を出せない真の理由を一生懸命考えて、そのことを直していく学習法です。

 結果が出ないのは上記のようにさまざまな理由があります。

その理由を1つずつ取っ払ってやるのです。

それを熱心にやることが、実は一番効率の良い学習法だと言えます。

 だとすると、

「結果を出せない理由を正面から真剣に分析して、よく考えてみる」

ということが、結果を出すために学習の一番最初にしなくてはいけないことだと言えます。

 上記の中に、あなたやあなたのお子さんが結果を出せていない本当の理由はありませんでしたか?

もし当てはまるものがあったら、それをまず全力で無くすように工夫をするのです。

その工夫がテスト対策そのものです。

 漠然と一生懸命になっているだけでは、現実は何も変わりません。

解消する問題をまずはっきりさせることが重要です。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしてまいります。


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