そろそろ夏休みも終わりが近づいてきました。
従来からあった休み明けの課題テストや実力テストの他に、前後期制を用いている学校では、休み明けすぐに定期テストが行われることも多くなりました。
色々な考えがあってそういうスケジュールになっているのだと思いますが、昔と比べて今の中学生は大変そうです。
夏休みに入っても部活、大会、ようやくお盆休みで一休みとなったら、すぐに夏休み中にテスト対策の勉強に夏休みの宿題の仕上げ…。
何も夏休み明けでなく、少し経ってペースがもどってからやったら良いのにと思うのは私が怠け者だからでしょうか。
同様に部活動の大会の時期についても、毎年思いますが、夏の炎天下でやるようなスポーツの大会を、熱中症の警報が出ているような夏の盛りにやる(必然的にその前の猛暑の中での練習もハードになる)というのもそろそろ考え直してもいいんじゃないかなと思います。
私も中高は運動部に所属していて、運動場で練習で倒れたり、水を飲むとビンタされたりして部活をやってきた経験があるので、厳しい練習とか何かを克服して目標を達成した嬉しさとかはよく理解できます。
しかし、たかがアマチュアスポーツに身体の危険を冒してまでそれを強制する意味がどこにあったのかと大人になって振り返って思います。心身の修練だから必要という方もいますが、それとはまた別の問題のような気がします。
この問題は、実際に試合に向けて頑張る生徒、指導者やそれを応援する保護者やコーチの方に問題があるのではなく、試合の時期そのものに問題があります。試合が決まっていれば必ずそれに向けて最大限の準備をするのは仕方ないからです。
だけど、主催者や企画をする人も、こういう長い間全国的に行われてきた先例を覆すのはなかなか難しいのかもしれませんね。勇気がいることだと思います。
色々なサイトを見ると、この問題を精神論の問題にする人や子どもの虐待の話にする人とかが結構いて、肝心の大会企画の問題ということがしっかり議論されていないように思います。
夏の甲子園だって同じですね。
甲子園球場に思い入れのない私は単純に「今の時代に何でドームでやらないんだろう。球児を殺す気か!」と思ったりします。