愛知県田原市の滝頭公園の奥にある滝頭の滝に行ってきました。
昨日雨が降ったばかりのため水の量も程よく山中のすがすがしい空気とともに滝の風景を楽しむことができました。
ここの滝は、滝自体は小ぶりなのですが、山を登っていく道すがら順にいくつもの滝が鑑賞できて、なかなか素敵な場所です。
毎年冬になると山歩きをしてこの滝を見に来ます。
メインの滝はかなり高い場所にあるので、途中の山登りでは少し大変な場所もありますが、それだけに山中に滝を見たときの感動もひとしおです。
世界の滝についてはわかりませんが、日本の滝は人々によって祀られている場所が多く、神社が併設されているところもあります。
この滝頭の滝もお社が建てられて、お参りできるようになっています。また登山道は地元の方によってきれいに整備されています。山を登っていくとたまに整備の作業をしている方にも出会います。
なぜ人々は滝をこんなに大切なものとしてきたのでしょうか?
その理由が、私にはわかる気がします。
山を登って行って、息が切れて一休みしようかなと思っていたところに、瑞々しく勢いのある滝が突然出現します。
その時の感動は言葉では言い表せません。
山を登ってきた疲れも吹っ飛んでしまいます。
周りには静かな山々と滝の音だけ。まるで時間が止まったような空間です。
人々が滝を神聖なものと感じてとらえたのは当然な気がします。
奈良時代以降、滝には神が宿るという考え方が広まって、修行にも使われるようになったようです。修験道の行者が滝行ということで始めたとされます。
静かな山中で滝を目にすると確かに神秘的な力が湧いてきているような気分になりますね。
そこで修行をすれば力を得ることができると考えたのも納得できます。
昔は今と比べて裕福でもなく、不便なこともたくさんあったのだと思いますが、人々は滝を祀って自然を愛し、自然とともに楽しくスローライフを生きてきたのだと思います。
忙しい毎日を送っている現代人だからこそ、たまには滝でも見てのんびりとしてみるのもよいかもしれません。
いい空気を吸ってリフレッシュできますので、この時期滝はおすすめですよ。
今後も皆さまのお役にたつ情報をアップしていきます。