本格的な秋がようやくやってきました。
私たちが秋の訪れを知るのは
台風がやってきたり、少し涼しくなってきた事などで気づくことが一番多いと思いますが、
湿気がなくなってきたり
空の色が変わったり
他にも様々な「気づき」があります。
都会にいても、海辺にいても、自宅の庭にいても
ふとしたことで
秋の訪れに気が付くものです。
秋を感じる時
人々はこの1年が、もはや後半に差し掛かって
これから冬がやってくることに、実感をもって気づき始めます。
夏にはそんなことはあまり想っていなかったのに
秋に気づいた途端
何となく、季節の移り変わりに情趣を感じてしまうのは
不思議な事ですね。
都会の空や夕暮れ時の空気感から感じる秋と
田舎の海で感じ取る秋の感覚は
全く違っていて当然という気もしますが
実は、何か共通のものがあるように思います。
それは「蒼い空気感」というべきものです。
ピンと張り詰めた空気が
其処彼処に生じ始めている
そんな感覚が
都会の夕暮れにも
海辺の夕暮れにも
あるような気がします。
そして庭にも、秋はもちろんやって来ていました。
私たちの周りで、
季節は静かに移り変わっていきます。