【テストの心配】なぜ、難しいことばかりやろうとしてしまうのか。

テスト直前の心配

 テスト直前になると

生徒は

「あれもやっていない」

「これもできない」

と言う風に

今までの学習状況のいかんにかかわらず

やたらと心配性になるものです。

 これは皆共通のことかも知れません。

 でも問題はその次の行動です。

難しいことをやろうとする理由

 テスト対策が上手くできない生徒で多いのは

「心配だから、難しくてできなそうな問題をやってみる」

というパターンです。

 でも、テストまでの時間が短いのに

理解が十分に出来ていない難しい問題をやるというのは

落ち着いて考えると

無駄以外の何物でもありません。

 消化不良を起こして

場合によっては

すでにマスターできている基本問題についてまで、混乱を生んでしまう危険すらあります。

 そういう難しい問題(応用)などは、

十分に基本が確認できて余った時間があったらやればいいのです。

 でもなぜそんな気持ちになってしまうのか?

それがテストというものの難しい所です。

生徒の頭の中に

❶十分できるところ

❷不安なところ

の二つがあるとして

テスト前に、❷を何とかしようと思うのは

至極当然ですが

 非常に多くの生徒が

不安なところの中心に

より難しい問題を据えていて

イメージとしては

どうしてもその解決が必要だと、信じ込んでしまっているのではないかと思います。

「出来ないことをする時間はない」という意識

このように、無駄になるのが明らかなのに

難しいものにこだわってしまっているのは

テストへの焦りが背後にあるのだと思われます。

 でも、焦っているからこそ

確実にできることを固めていかなければ

時間は足りなくなります。

 やらなくてはいけないのは、

「必ず取れる部分」をしっかり確認することなのです。

その最後の追い込みの時間に

短い時間でマスターなど到底できない難易度の高いものをやってしまえば

おそらくその時間は

全く意味のない時間で終わってしまうでしょう。

 これは「意識」の問題だと思われます。

「焦り」が心配を拡大させてしまっていて

対策への手順を大きく間違えてしまっています。

「出来ないことをやっている時間はない」という意識を持つことができれば

こういう事もなくなるかもしれません。

「時間がない」だから「わからないことを何とかする」

という意識を持つのではなく

「時間がない」だから「できることをもっとできるようにする」

そういう意識を持つことが重要なのだと思います。

結果としてそういうちょっとした違いこそが

対策の成功を生むのだと思います。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。

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