【解答力】問いに正面から答えることの難しさとは?

Yes Noで答えること

 中学英語で

非常によく見られる解答として

疑問詞(What やHowなど)の学習がある程度進んできた時に

 Did you go to school ? というような単純な問いかけに

I went to school . とか

I went there . といった答えをしてしまう誤答があります。

正しくは、疑問詞で質問をしているわけではないので、

 Yes, I did. とか No, I didn’t . という解答をしなくてはいけません。

まあ、会話だったら許されることもあるのかも知れませんが

少なくとも学校英語の解答としては✖になります。

 ただ、これを日本語で言いかえた場合

「学校へ行った?」

「(僕は)行ったよ」

と答えているだけなので

Yes(はい) No(いいえ) でなくても十分通じます。

むしろ

「はい」だけだと

会話だと物足りず

「行ったの?」とさらに聞かれることもあるかも知れませんね。

 国語の出題であれば

たとえば

問いで「彼は学校へ行きましたか」というのに対して

解答として「はい」ではおかしく

「行きました」と答えなくてはいけないので

むしろ英語とは逆の言い方が、問題解答の技術のやり方として正しくなっているということが分かります。

 こういうことから、生徒たちは

解答の仕方について混乱をしてしまうこともあるように思います。

聞かれていることに正面から解答できない理由

 問題文(問い)が聞いていることに、正面から解答することは意外に難しく

それによって減点をされている生徒は少なくありません。

小学生では、よく見かけられますが

中学生でも、わりと見かけます。

さらに高校生でさえ、ときどき見かけることがあります。

 たとえばこんな感じです。

「植物が、体内に二酸化炭素を取り入れて酸素を出す仕組みの全体について説明しなさい」

と言うような問いがあったとします。

こういう質問が出されると大半の解答者は

「光合成である」

「光合成」

などと解答するでしょう。

でもそれでは、正しく問いに答えていません。

「光合成」は

仕組みの名前であって

仕組みの説明はされていないからです。

もちろん出題意図は、間違いなく光合成にあるのですが

「光合成」という言葉だけでは足りないのです。

「光を浴び二酸化炭素と水を使って、デンプンと酸素を出す光合成という仕組み」というような光合成全般の説明が入っている解答(小学生中学生の理科)や

「光のエネルギ―を利用して無機炭素から有機化合物を合成する光合成の反応」と言うような解答(高校生物)が

正しい受け答えになります。

 読解問題が苦手で

そもそも問題文で聞かれていることと合っていないことを解答するような場合は論外ですが

そうでなく通常は普通に解答できる生徒にとっても

こういう聞かれ方をすると

つい「普通はこれを書くよな」というような発想で

答えてしまいます。

だから出題者はちょっと言葉を変えるだけで

正答率を一気に下げてしまうことができます。

 解答者の多くは

「聞かれていることに正面から答える」ことに興味を持つよりも

「スタンダードなステレオタイプの正解は何か」ということを

つい考えてしまうため

聞かれていることとの微妙なずれの違和感を持ちつつ

誤答を書いてしまうのです。

正面から解答できないことの本当の理由

 なぜこんなことをしてしまうのでしょうか。

薄々わかっていても、正面から解答できないことになってしまうのには理由があります。

それは解答者が、出題者のレベルを低く見積もってしまっているということです。

「こんな変なことを聞くはずがない」

「何か自分の知っている別の問題で似ているものと同じに違いない」

出題者はそんなに高度なことを聞いてくるはずはないという誤信が

こういう思い込みを生み

その結果

自分の知っている問題に引き付けて、解答してしまうことになってしまうのだと思います。

先入観を捨てて問いを読み虚心坦懐に考える

 こういう事態を避けるにはどうしたらよいでしょうか。

それは

「先入観を捨てて問いを読み虚心坦懐に考える」

これしかありません。

 「普通はこう聞く」とか

「こんな変な聞き方はない」といった

先入観を捨てればいいのです。

逆に

「ふーん、こういうことを聞くのか」という発想で

それにダイレクトに答えてしまうのです。

これは

実力の問題ではなく

問いを読んだ時の

ちょっとした意識の問題です。

だから注意をすれば

必ず対応ができる部類の問題なのだと思います。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。


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