音だけ聞いて勘違い
多くの人は
学校で漢字を学習しますが
以前ならテレビ
最近ならネットの動画などで
漢字を書くのでも読むのでもなく
言葉を「聞く」ことで覚えていく面もあります。
だから、音から想像して
漢字をイメージしてしまっていることが意外にあります。
意味自体が違ってくる勘違い
台風が去った日に
爽快な青空が広がることがあり
これを「台風一過の青空」などと言いますが
意外にも多くの人が
「『台風一家』だと思っていた」
と言っているのを聞きました。
これなどは
音から言葉を知ると先入観を持ってしまう良い例かも知れません。
見ても意味がわからない
漢字の中には
よく見かけるのに意味が分からない漢字というものがあります。
代表例は
「月極駐車場」だと思います。
漢字の意味や情報を知らない人であれば
おそらく
「げっきょく」さんがやっている駐車場だと思ってしまうのが、自然だと思います。
まさか「つきぎめ」駐車場だとは思いもよらないことでしょう。
また、読み方を知っていて
自慢げに話す人でも
「なぜ『月決め』と言わないの」と聞かれて
しっかり理由を言える人は少ないのではないでしょうか。
実際は「月決め駐車場」でも十分意味が通ります。
そのように表示されている駐車場もあります。
「極める(きめる)」という言い方は
現在では学校では習いませんので
むしろ「月決め駐車場」の方がいいのですが
従来の慣行で「月極」と表現する方が
便利なので、そのままになっているようです。
漢字の面白さ
こんな読み違いや勘違いが起こりやすいので
「だから漢字なんて」と考える人もいるかもしれません。
でも漢字はわが国で生活をしている以上
どうしても身近に使うものですから
正しい意味や用法を知っておくに越したことはありませんね。
仕事や社交の場面でも
思わぬ恥をかいてしまう事もありますから…。
先入観を持たずに、色々な情報を吸収していけるといいですね。
今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。