【正しい復習法】「二度と間違わない復習のやり方」とは?

繰り返し間違う生徒たち

 普段の学習でも、テストでも

何回も何回も、同じ所を間違えてしまう生徒がいます。

いや実際には、「繰り返し間違えてしまう生徒ばかり」と言っても良いかもしれません。

 では、そういう生徒が復習をしていないかと言えば

そうでもなく

むしろ丁寧にやり直しをしていたりすることもあります。

どうして、このようなことが起こるのでしょうか。

復習しても定着していない

 復習をやっているつもりなのに

実際には、また同じことで間違えてしまう場合

復習のやり方に問題があることは明白です。

 にもかかわらず、また間違えてしまうのは

生徒が、間違いの原因を

「自分の記憶力」や「勉強量不足」にあると漠然と勘違いしていて

「復習のやり方の悪さ」というものに気付いていないからだと思います。

 そして、さらに悪いことに

学校の先生に多いのですが

生徒が間違えると

「ここ、しっかり復習しておけよ」と言うのみで

「どうやってそれをやるのか」については無関心な指導者が、とても多い事が

事態に拍車をかけます。

 昔私が授業塾で講師をしていた頃

授業をしている先生で、よくこんな事を言っている先生を見かけました。

「ここはテストに出るから復習しておけっていっただろう」

「何を聞いていたんだ」

毎回テストごとに、そんなことを言っていました。

じゃあその先生が生徒に復習のやり方を教えていたかと言えば

こうです。

「復習なんてものは、何回も読めば頭に入ってくるものだ」

といった感じです。

まあ、それでうまく行く人も稀にはいるかもしれませんが

復習のやり方を知らない生徒に対して

具体的な方法をアドバイスしない限り

状況の改善はむずかしいでしょう。

 現にその先生は、私の記憶の限りでは

ずっと同じことを言い続けていました。

なぜそういう事を、毎回生徒に言わなくてはならないのかを

もう一度考えて見るべきだと思います。

正しい復習のやり方とは

 復習をする場合、その対象によって

何をすれば良いかは異なります。

単語が書けなければ、書けなかった単語を覚え直すわけですし

計算のやり方を誤っていれば、正しいやり方を学び直すことになりますから

やるべきことはそれぞれ違ってきます。

 しかし復習が上手くできない生徒には

ほぼ共通するやり方の弱点が見られます。

 復習と言うのは

①なぜ間違えたのか具体的な理由の確認

②その理由となっている内容の詳しい理解

③正しい内容の再インプット

④実際にできるかの再チェック

の過程が必要ですが

上手くいかない人は、実は①②で復習が終わっている場合がほとんどなのです。

 たとえば

式の計算の分数の問題でミスが連発したとします。

自分ではできたつもりなのに間違えたため

どうして間違えたのか、その理由を先生といっしょに確認します(①)

そしてその結果、計算過程に問題があったことがわかります。

そこで次は実際に、詳しく「計算過程のどこに問題があるのか」書いて考えていきます(②)

ここまで来て、大半の生徒は

「ああ、そうかカッコをはずすのと同じことだったから間違えたんだ」

「前に何回も先生が言っていた気がする」

というように、間違いのポイントについて自覚をするに至ります。

気持ちとしては原因がわかり、すっきりする瞬間です。

 しかし、問題はその先にあるのです。

ここで多くの生徒は

「じゃあ次の問題はどうして違うの?先生」

といった具合に、

すでにその問題は解決ずみとして先へ進みます。

これが実は、復習したのにまた間違いが続いてしまう最大の要因になっているのです。

間違いが続かない生徒の場合は、次のような行動を必ずとっています。

 「実際にやってみる。先生もっと問題を下さい」

と言っていくつか解きます。

それでできたと思っても

「もう少し違った感じのもやってみたいです」

と言って少し変形したものもできるか確認をしたりします

 このような過程を通じて

間違えたことについて「正しいやり方がインプットできているか」(③)

そして、「実際にできるようになったか」の確認(④)をしているのです。

 私の経験では

最も成績が伸びていくタイプの生徒たちは

驚くほどこの部分(③④)の過程にこだわります。

「実際に自分が次に必ず正解できる」という確信を持つまで

チェックをやめない事が多いと思います。

わずかの違いが大きな違いを生む

 このように復習の際の「ちょっとした違い」に過ぎないように見えることが

実は結果として、大きな差を生んでいるような気がします。

 何となく答えを聞いて、意味を理解するのは

「答え合わせ」でしかありません。

復習の本体は、実はその先(③④)にあるのですが

それに気づかないと

「間違い、直し、また間違い、また直し・・・」という

無駄な時間を、どんどん積み重ねることになりかねません。

一度丁寧に確認をしておくことが

その後の学習を楽にすると言うことでもありますので

この点に気をつけて、復習を行っていくのが良いのではないかと思います。

今後も皆さんのお役にたつ情報をアップしていきます。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA