【得点力アップに必須のメンタル】知っていますか?「問題の難易度は「聞き方」一つで無限に変えられること」

試験問題の難易度の違いを知る

 世の中にはさまざまな試験があります。

学校のテストはもちろん、入学試験、検定試験、国家試験、免許の試験等々

人が人生で受ける試験はたくさんありますね。

そして試験の出題の難易度もさまざまです。

 試験の難易度が低い場合

たとえば、かつての小学校のテストがそうだったと言えますが

「分数のかけ算」と言うタイトルがあり、その問題がずらっと並びます。

問題の出し方は一律で

聞き方は「次の計算をしなさい」というようなものになります。

そこでは、計算のやり方をきちんと覚えて正確に解答をしさえすれば

正解になるという仕組みができています。

 最近の小学校のテストでは、思考を要する問題を入れてあったりするようになりましたが

以前はそれもなく、このような自動的に計算だけするドリルのようなテストが多かったです。

 そこで小学生たちは、「テストなんて簡単」と自信を持ちますが

中学校に入り、

1つのテストの中で単純計算と、文章問題の易しいもの、難易度の高いもの、表を使った問題、数直線を使った問題などが雑多に聞かれる形のテストを経験することになります。

当然、簡単には対応ができず戸惑うことになってしまいます。

 これなどは「難易度の違いに対応できない」という例ですが、

試験の難易度と言うのは、実に幅が広いものであるということを

中学校で初めて知るのでは、少し遅すぎる気もします。

 というのは、「問題の難易度の違いを意識できる」ということが

試験に強くなる最大の武器だからです。

だから、少しでも早くその事に気づいて欲しいと思うのです。

問題の難易度と平均点を抜きにして得点にショックを受ける生徒や保護者

 中学高校でのテストにおいてよく見られて、生徒が大変困惑するのが平均点の乱高下です。

出題する教師の裁量一つで、平均点が大きく変わる状況です。

同一の年度で、ある理科のテストでは平均点が70点近いのに

出題者が変わったら、別の理科のテストでは30点台であったりすることもあります。

 先日ある中学校で

平均点が27点というテストがありました。

 客観的に考えると、こういう平均点になれば、いつもは80点台を取っているような生徒も

50点とか40点台の得点を取ることになります。

ところが、本人も保護者の方も得点だけをまず目にするわけですから

大変なショックをうけたりします。

事実、受験をした生徒は皆かなりの衝撃を受けていました。

だれもが「自分だけ得点が悪い」と考えるのが普通だからです。

 こういう極めて低い平均点のテストを作る教師は

自分で「生徒のことを自分は分かっていません」と暴露しているようなもので

その意味で作成する教師は、十分気をつけなくてはいけませんが

このように難易度は、出題者のさじ加減一つで簡単に変えられるというのが

たくさんのテストを見てきた私の感想です。

 これは全般的に難易度の高いテストを作った場合の話ですが

設問の聞き方が違うだけでも、難易度は大きく変わります。

「聞き方」一つで大違い

たとえば

平安時代に「遣唐使の廃止を提案したのは誰か」と聞かれたら

「菅原道真」と単純に答えれば正解です。

しかし「遣唐使の廃止を提案した人物は誰で何のためにそれをしたか」となれば

「菅原道真で唐の勢力が衰えたため、危険をおかしてまで使者を送る必要がないと考えたため」というような実質的な記述が必要になってきます

さらに「遣唐使の廃止を提案した人物は誰で何のためにそれをしたのか、またそれによって我が国の文化へそれまで所なるどのような新しい影響が生まれることになったか」という出題になってくると

大きな歴史の流れをとらえていないと完答すら難しくなってきます。

「菅原道真で唐の勢力が衰えたため、危険をおかしてまで使者を送る必要がないと考えたため。その結果しだいに我が国独自の文化である国風文化が栄えるきっかけとなった」というような解答が求められてくる事になるでしょう。

こうなると歴史の大局の理解はもちろんながら記述の能力も必要になってきます。

もう少し短めで難易度を上げようと思えば

「遣唐使廃止の我が国文化への影響」とか

「菅原道真が提案した事とその影響」というような聞き方になってくるかと思いますが

もはやこのレベルになると高校生でもなかなかきちんと解答はできないでしょう。

① 「菅原道真」「遣唐使廃止」「国風文化」というベースを知っていることはもちろん必要ですが

文系科目でも理系科目でも、出題の仕方次第では

② これらの用語自体の背景にあるストーリーがしっかり理解できている事と

③ 相関関係を文章で表現する力が問われて来て

難易度が変わることになります。

記号問題でも難易度は聞き方で変わる

 記述が絡む問題については

聞き方で大きく難易度が変わるのは、当然かもしれませんが

単純な記号問題でも

聞き方で、正答率は大きく変わります。

 たとえば理科の化学で学ぶ内容ですが、

銅と酸素は4:1の比率で化合して酸化銅になります。

これについて

記号の選択肢が次のようなものの場合に

ア 4:1 イ 4:5 ウ 3:4 エ 5:1 

「銅と酸素の化合の比率を記号で答えよ」ならば

もちろんアが正解ですが

「銅と酸素が化合してできた化合物との比率を記号で答えよ」であれば

化合物である酸化銅は4+1=5の割合になるので

4:5のイが正解になります。

さらに

「銅と酸素が化合してできた化合物と酸素との化合比率を記号で選べ」とされれば

ミスが誘発される事でしょう。

化合物である酸化銅と酸素は5と1の比率なのでエが正解になります。

これを言葉を隠して次のように出題すると極めて難易度が高くなります。

「銅は『ある気体』と加熱によって化合する。これによって出来た化合物と『ある気体』との化合比率を表す数値を下記より選択して記号で答えよ」

解答は同じくエですが

読解力がないと何を聞いているかすらわかりません。

まだまだ難易度を上げることはできますが、このくらいにしておきます。

難易度の違いに気づくことで出題者と対話ができるようになる

 このようにどのような出題も、難易度の違いというものは

出題者の視点に立つと、簡単にその「つまみ」を調節することができることがわかります。

だとするならば

学校のテストはもちろん、色々な試験を受ける際に

「出題にひねりがはいっているのかどうか」ということを

常に意識することが重要です。

国家試験などでは、その「ひねり方」にも特定のパターンがあることが多く

試験対策においては

インプットよりも

アウトプットの際のその「ひねり」への対策が決め手になってくる事が

結構ある気がします。

 そしてどのようなテストにおいても

そういう難易度のレベルを具体的に知ることで

出題者がどう考えて出題をしているかという

「出題者の気持ちのようなもの」に触れることが可能だと思われます。

つまり出題者と試験問題を通じて対話をできるようになるということです。

抽象的ですが

難易度が高い問題が含まれるテストにおいて高得点を取る場合には

こういう思考がかなり重要になってくることがあるように思います。

今後も皆さんのお役にたつ情報をアップしていきます。


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