保護者懇談で先生からのアドバイスがあったら
保護者懇談というと
「何を話そうか」
「これを聞かれたらどうしよう」
というような事を心配しがちですが
先生にアドバイスを何かもらえた場合、実はその後が重要となります。
年度替わりで先生が変わってしまう場合は別ですが
たとえばこの時期(7月)であれば、次の学期へ向けて、保護者懇談でもらったアドバイスを生かすチャンスがあります。
保護者面談の結果は先生との約束事
三者面談なら、先生にアドバイスをもらい生徒がそれを受けるということは、
先生と生徒が保護者の前で約束をしたことになります。
また二者面談の場合も、保護者の方と先生との間で今後の方針の話があれば、
これも約束事という意味を持ってきます。
約束事をしっかり守れたら、それに対する評価は必ずありますよね。
他の日常の事柄よりも、ここで話が出た内容というのは、先生も割と覚えているものです。
ですので成績を上げるために比較的有利なテーマになってくるのです。
できれば実行の過程を先生にアピールする
しかし、先生は多くの生徒を相手にするため、
なかなか生徒のすべての行動までチェックするというのは難しいかもしれません。
もし、先生がアドバイスしてくれたことを生徒が着実に実行しているのであれば、これをアピールしても良いかと思います。
たとえば、
「数学は前の学年でやったことを忘れているからもう一度戻ってやっておくといいですね」
と保護者面談で言われたら、
前の学年で習ったことでわからない点を先生に聞きに行くだけで、その姿勢は先生に伝わると思います。
先生もそういう形で自分のアドバイスを実行に移している生徒に対しては、評価をしてくれるはずです。
もちろん結果が出るのが一番ですが
その上で実力テストなどで復習分野で結果を出すとなお良いと思います。
そうすれば次回成績の評定への影響は、先生の裁量の部分でかなりあるはずです。
もし結果につながらなくても、
与えられたテーマに真摯に向き合って努力をしたという点での評価はされることが多いと思います。
今の絶対評価を基本に置く評価方法というのは、そういう趣旨を含んでいるからです。
ここで一番重要なことは、
学校の先生も保護者懇談は、生徒と保護者に良い方向へ進んでもらいたいという気持ちで行っているということです。
時に問題な対応をする先生もいるようですが、
ほとんどの先生は、生徒の学力の向上や受験での成功を切望しています。
だから、先生が保護者の方にお話をするということにも、そういう気持ちが入っている場合は多いと思われます。
生徒がその気持ちに応えることができれば、きっと努力の姿勢を評価してくれると思います。
だから、保護者懇談の後の対応や本人の行動が、実は成績向上の真の鍵を握っているのです。
今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。