春の里山を歩いてきました。
世情は騒然としていますが、里山は何事もないかのように静かに春を迎えていました。
歩いていると、其処彼処で春の訪れを感じることができます。
山歩きはしばらくストップしていましたが、
久々に山に来てみると、冬の里山とはがらりと雰囲気が変わって、春の息吹が感じられるようになっていました。
自然はこうして何百年何千年という長い間、四季の中で新しく生命を継いでいく営みを繰り返してきたのです。
街を離れて山歩きをしていると、いつも自然の存在の大きさというものを感じます。
人間は本当に生かされている存在に過ぎないと思います。
この時期は山の中でも桜が咲いていて、
緑の中を歩いていくと突然白やピンクの花に遭遇することがあります。
街中の桜もきれいですが、里山の緑の中に咲く桜には何か生命力を感じます。
里山を降りてきたら、小さな公園の桜もきれいに咲いていました。
いろんなところに春はやってきています。
大きな社会変化の渦に巻き込まれてしまいそうなこんな時には、誰もが花を愛でる余裕をなかなか持てないと思います。
でも一生懸命やっていても、自分だけの力ではどうしようもないこともあります。
そんなときは静かに花を見ながら、事態の好転する時を待つのも手かも知れません。
今日も静かに里山に夕陽が沈んでいきました。
もしお時間があれば、山歩きもいいものですよ。