時間を持て余す
今新型ウィルス問題で学校が休校になっていますが、
子どもたちは別の意味で今までにない状況に直面しています。
それは学校の授業が休みということだけでなく、部活を含めてすべての学校関連の活動がストップしているということです。
どんなに長い休みでも、学校の部活まで休みになったというのは、私の記憶では大喪の礼のときくらいしか思い出せませんが、
今はそれが何カ月にも及び続く状態になっています。
学校ではこれに対して大量の宿題を出して対策をしていますが、
生徒たちは、早くも長すぎる休みに飽き飽きしてきているように感じます。
そして最低限の宿題を済ませると、あとは時間を持て余している者もいるようです。
学校がなく友人とも会えない
かといって外出もままならない
子どもたちにとっても親以上に大変な状況があります。
そんな中どのようにしてこの時期を過ごせばよいのでしょうか。
時間があり過ぎる時、人は時間を容易に失う
よく宝くじで大当たりをした人が、お金の使い方が分からなくなり、あっという間に破産しまったという話を聞きます。
これと同じように時間があり過ぎる時、人は時間を容易に失ってしまうことがあるように思います。
時間感覚というのでしょうか、それが少し狂ってしまうのかもしれません。
朝起きて少しやることをやろうと思ったら、テレビを見てしまい、
さあそろそろやるかと思ったら、ご飯になり、
うとうと居眠りをしたら、もう午後になっていて、
ちょっとスマホをいじっていたら夜になって・・・
などという生活の繰り返しになってしまったりはしていませんか。
まさに時間をどんどん失っているパターンにはまってしまっています。
時間を取り戻すコツ
時間がたくさんあり過ぎてうまく学習計画が立てられないという場合、
そのほどんどは、
一日という長い時間があるから、その間にやればよほど勉強ができると甘く思ってしまっています。
この場合、自分の中で時間に区切りを意識して作っていないということがあると思います。
だから、まずやるべきことは、
一日の内で必ず勉強をする時間帯を決めてしまうことです。
学校があるとき、そして部活もあるときは、スケジュールがびっしり決まっているので、限られた時間で時間に追われつつ計画を立てるため、自然に学習のペースも作り易くなります。
でも、何も予定がないというときには時間管理が緩くなってしまうので、自分で決まった区切りを作らないと良いペースは決して生まれません。
そのためには、一日の内でこの時間は必ず学習する、学校があると思って勉強をするということを決めてしまうのが一番良い対策だと思います。
本当は学校があるのと同じ時間帯でずっと勉強をするというのが理想でしょうが、
まさかそんなことをできる生徒がいるとも思えません。
(もしできれば休み明けには凄い成果が出ますが)
だから少なくてもいいから絶対にこの時間は確保するということを決めて、かつ勉強をする時間帯も決めて毎日しっかりやるようにします。
そしてここが一番重要なのですが、
決めた時間以外は勉強をしないということが、良いペースを作るのには重要です。
そうすれば逆に時間に学習を集中することのできる気持ちができるのです。
ぼんやりとやるのかやらないのかその時任せと言うのが、実は時間管理においては一番の大敵になります。
だから決めたら約束の時間以外をやらないようにすることで、やるべき時間の集中度を上げメリハリを作るという計画が効果的になります。
時間を自分で管理するのはなかなか難しいですが、ちょうどいい機会と思って、このような区切りをつけて流れを作ってみるというのは先へ向けても良いきっかけになるはずです。
このやり方は時間がありすぎる時にはかなり効果がありますので、一度お試しください。
今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。