【学習法改善】気持ち一つで大違い

うまくいかない。学習のやり方の改善

学習のやり方が悪くて、結果がなかなか出ない場合に

皆さんは何が理由で結果が出てこないとお考えでしょうか。

新しいやり方に慣れない

習慣化できない

やり方が難しすぎる

いろいろな理由が浮かぶかもしれません。

 しかし実は、

うまくいかないほとんどの場合の理由は

「変えようとしない」

この一語に尽きます。

 非常に多くの場合、

簡単に言うと

「何度言っても本人に変える気がない」というのが

大きな原因になっているのです。

言われても決して変えようとしない

 たとえば

普段の学習で

計算式を書かないためにミスを繰り返している生徒に

「複雑になってくると自分の頭の中だけでは混乱してしまうから」と話して

必ず式を書くように、理由や失敗例も挙げてアドバイスをします。

現にその生徒はそれで失敗をしているわけですので

「はい」と言いますが、

 次の瞬間から計算式を書かないでやってしまう生徒もいます。

でもこれは別に教師に反抗をしているのではありません。

習慣でそうなっているのだと思います。

日々の習慣と言うものはそれほど改善が難しいということでもあります。

 そしてさらに、強烈な失敗体験がない間は

「自分はこのスタイルでいい」と

思い込んでいるのだと思います。

 このような場合には

延々と式を書かないためのミスが積み重なりますが

自分で

「ああ、式を書かないとミスは増えるばかりだ」と

納得するまではミスは止められないということになります。

だから必要なのは

「式を書く必要がある」という意識を彼に持たせることだけなのです。

学習量を増やしても

テストを繰り返しても

変化が一向に出ないのは

こういうところに問題が潜んでいるからです。

ノートをきれいにまとめる生徒

 ノートをきれいにまとめたり

テスト前にすべてのことを丁寧にノートに書いていったりする生徒も多く見かけます。

 見た目しっかり学習をしているように見えるので

その効率の悪さを指摘しても

本人がやり方を変えることが非常に難しい事例です。

 式を書かないというのは

薄々本人もそのやり方が一般的でないとわかっているので

まだ修正は効きやすいのですが

ノートをきちんと書くとか

きれいにまとめるというのは、「悪いやり方」だという印象を誰もが持ちにくく

指摘されても

「でもこういうのは重要だから」と思ってしまうのです。

 それで結局

学習に膨大な時間がかかる

内容をまったく頭に入れていない

テストの日には間に合わない

といった弊害があり

なかなか結果が出ないということになってしまいます。

意識を変えることは一瞬でできる

 でも実は学習内容の問題とは異なり

学習法改善について意識を変えることは

一瞬でできることです。

「式を必ず書こう」

「ノートをきれいにするよりも中身を頭に入れるようにしよう」

これを決意するだけです。

そしておそらく

しっかり決意できた瞬間から

その生徒の学習人生は大幅に好転します。

 私たちは現場で日々そういう観点でアドバイスをしています

頑なにやり方を変えない生徒も

テストで大失敗をしたりすると心に響く時があって

決意をすることができ

突然成績が上がるということもあります。

 ですから

心当たりがある保護者の方は

様子を見ていて

こういう意識を変えるためのアドバイスをされるのも良いのではないかと思います。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。

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