【学習の質】時間を大幅に節約する「ピントの合った対策」

対策は何のために?

 テスト対策もそうですが、

普段苦手なことが出てきた時のカバーとしての対策や

長期的な視点からの対策など

およそ学習で何かの対策を行う場合に

「なぜこの対策をしているか」

ということがぼやけてしまっている生徒は

本当にたくさんいると思います。

たとえば

一次関数の式を導く計算がさっぱりわからないので

その対策をするはずなのに

まだよくわからない段階から

「一次関数のすべて」の対策をしようとし始め

そのうちに

[これも気になる。あれも気になる」と言って

「数学のすべて」の対策をしてしまうような様子は

よく見かけます。

それで、やったことがすべて上手く対策になっていればいいのでしょうが

大体の場合

一次関数の式を導く計算のうち、いくつかのパターンで、混乱がまだまだ生じているという状況になってしまっていたりします。

 これは

「自分の今一番必要な強化点」にしっかり意識が行っておらず

対策が

「ピントの外れた対策」になってしまっているため

起こることだと言えます。

勉強とは何か?

 この話は遡って

「勉強とは何か」というテーマとも関わってきます。

わかり易く説明します。

これについては、誤解をしている生徒が非常に多く

教師でも勘違いをしている方がわりと見えますが

勉強とは、問題を解くことや紙に何かを書いていくこと、まとめることなどの作業の総体ではありません。

勉強とは、新たな知識や考え方を情報として自分の中に落とし込んでいく、その過程自体です。

だから、たくさん問題を解いても

紙にいろいろ書いても

まとめを見事に仕上げても

その学習者が、その知識や考え方を

真に納得して理解して

使えるものとして取り込むことができていなければ

それは勉強をしたことにはならず、ただ作業が完成しただけなのです。

こういうやり方を繰り返していると

学習時間ばかり多くなるが、一向に得点は取れない、試験にも受からないという状況が起こります。

ピントの合った対策

 対策ももちろん同じ勉強ですから

いや

対策はテーマがはっきりしているものなので

より一層ピントの合ったものである必要があります。

つまり

「対策すべき具体的内容」を自分がしっかり意識をして

「それについて自分が不足している部分」を確認し

「新しく取り入れる内容」を良く理解して

「実際にそのやり方が自分でできるか試して」みて

「対策の完成」を確認する

こういう一連の学習がなされて初めて

対策ができたといえるのです。

 そしてそういう「ピントの合った対策」は

結果として学習効率を大幅に引き上げます。

時間や量より質

 その意味では

弱点がある場合の対策ほど

学習の質が問われる場面はありません。

 ただやみくもに問題を解いてもダメです。

理解がしっかりしていないから、苦手になっているのに

その上にもつれた糸をほどかないまま、大量に問題をやっていけば

以降二度とその糸はほぐれなくなります。

 間違った理解が固まってしまうからです。

 1つずつ

「考え方の意味」や

「自分の取り違えてる部分はどこか」ということについて

洗い直しをするのです。

この洗い直しこそが

対策の本体で

実質的な学習です。

 そしてその際には妥協をしないことが重要です。

少しでも「あれ?」ということがあれば

周辺部分からしっかり確認のし直しをします。

一問のやり方を確認するのに、3時間4時間と時間がかかってしまっても構いません。

事実、成績を急に上げることのできた生徒と言うのは

こういう事に妥協をしないタイプが多いと私は思います。

「何となく復習して」

「何となくまた間違えて」

「でもたくさん解いたから勉強はした」

これでは対策の意味が全くありませんね。

でも多くの人が気づかずにやってしまっているように思います。

 どうか勉強の実質、本体は何かということを意識して学習をするようにしてください。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。


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