【苦手克服】苦手な単元の作り方

苦手な単元は「自分で作る」

 数学でも理科でも

特別に「苦手な単元」というものがある生徒が結構います。

他はそんなに苦手と言うほどではないのに

その単元だけどうもしっくりこないという事があります。

 多くは理系科目に起こりがちな現象です。

 そして、自分では

「知らないうちに」苦手になったと思い込んでいますが

完全に思い違いをしています。

苦手な単元は「自分で作っている」のです。

原因その1 最初に丁寧に押さえない

 苦手単元の作り方その1は

「最初に丁寧に押さえない」という事です。

たとえば方程式の学習を始めた際に

最初に先生の話をよく聞かず

「適当に数を当てはめて答えを出す」ということをやってしまう生徒が結構います。

それで答えが出たりするので

大丈夫と思っていると

方程式の性質や仕組みを丁寧に押さえていないので

途中から全く歯が立たなくなります。

 自ら苦手になるようにしているとしか思えません。

算数で勘とスピードだけで正答を出してきたような

割と頭の回転の速い生徒が

意外にこういう間違いをしてしまいますので、注意が必要です。

原因その2 全体像をつかむ前に特定の所ばかり繰り返す

苦手な単元の作り方その2は

「全体像をつかむ前に特定の所ばかり繰り返す」という事です。

 中学でも高校でも

一単元というのは結構なボリュームがあります。

 苦手を作りやすい生徒と言うのは

全体像をつかめずディテールにこだわっている間に

自分が何をやっているかわからなくなって、混乱してしまうことが多いようです。

 たとえば一次関数では

公式と式の求め方、グラフの書き方、グラフの読み方、二元一次方程式とグラフ、文章問題など色々学ぶことが多いのですが

グラフの書き方と、公式の段階で出て来る変化の割合の求め方は

実はリンクしています。

グラフを描くには

「xがいくつ増えるとyはいくつ増える」というやり方で描くのが

かなり簡単な方法ですが

これなどは、変化の割合の公式をそのままグラフに当てはめているに過ぎません。

だからお互いにリンクさせて、頭の中に入れていくのが

非常に効果的なのですが

 変化の割合の公式だけを一生懸命丸暗記して

数字だけとにらめっこして

首をかしげている生徒が結構います。

「グラフで考えて見よう」と言って

グラフで説明してあげると、途端に理解ができるのですが

そこまでいかず

「まずこの式を」という感じで、全体像を見ないままやっているので

いつまで経っても

自分の中で「ストン」と理解ができて、落ち着く瞬間がやってきません。

 そしてまた「全く新しい事項を別個に習う」と思い込んで、グラフに移ります。

その時には、前に習った変化の割合のことなど忘れ去っているので

再度別の角度で、一からやっていかなくてはならず

効率の悪い事この上ない状況になってしまいます。

 結果「なんだかよくわからない単元」という評価を

この単元に対して持つことになるのです。

 荒削りに一旦通ってしまい、全体像を見るという事も重要な面があるのです。

原因その3 やり尽くさない

苦手な単元の作り方その3は

「やり尽くさない」という事です。

 せっかくやり方を学習して理解しても

それを自分のものにするまで、確認なり演習なりをせず

「ここはわかった」として先へ進み

あとで自分はできるつもりでやって

意外にできないことを知り、すぐに苦手意識を持ってしまう

そんな悪循環を良く目にします。

 要は「わかったつもり」になっているだけで

自分のものにして「十分な理解」をしていないのですが

大体のイメージをつかむだけで、大丈夫と思ってしまう生徒は多いです。

特に、過去に算数なり数学なりで

割と順調に行っていて

良い得点を取れていた生徒が

こういう浅い理解でつまづくことがあります。

 たとえば小6の算数の実質的分量と

中1の数学の分量では中身が相当違うのですが

小6の時に学校の先生の話をしっかり聞いていて

それだけでテストで100点を取れたとしても

同じ分量をイメージして中1の数学でそれをしようとすると

相当上手くいっても70点くらいしか取れないでしょう。

 やるべきことが多くなっていれば

つぶしていかなくてはいけない点も、相対的に多くなってくるので 

同じやり方ではダメなのです。

 だから

自分の感覚で「できる」「できない」と即断するのではなく

色々な類似の問題を解いて見て、

その上で

「これについては自信あり」と言えるくらいまで詰めておくことが重要です。

 それをしっかり積み重ねていく事が出来れば

中1はおろか高3になっても、100点を取ることは可能です。

「何となくわかった気がして」

「何となく問題が解ける気がして」

「何となく間違えて」

「苦手を作る」

というのは、そろそろやめにすべきです。

「十分にわからないからしつこく確認して」

「問題をミスしたらその都度『なぜだ』と考え」

「1つ間違えたら悔しがって」

「得意を作る」

こういう流れにしていくことを考えることを

強くお勧めします。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。


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