【結果分析】結果が出ないのには必ず理由がある。

結果が出ない

 自分では、成績を上げようとあれこれ努力をしたつもりが

なかなか思ったように結果が出ない場合があります。

 試験勉強と言うのは、

客観的に言うと、頭脳に情報を正確にインプットして

それを試験会場で間違いなくアウトプットするという過程なので

 普通に考えれば

インプットする情報量を増やして、精密度を上げれば

結果は出るように思います。

 しかし事はそんなに単純ではありません。

たとえば

覚えようとする情報量=インプットされる情報量 ではありませんし

インプットできた情報=実際にアウトプットできる情報 でもありません。

人間は機械ではありませんから

ミスをしたりすることやメンタル面の影響も大いにあります。

 やったつもりでも

結果に結びつかないという事は、十分あり得ることです。

結果が出ない理由

 ではあなたの求める結果が出ない理由は何でしょう。

それを真剣に考えて振り返ることが

次に結果を出すためには、最も重要なことです

しかし

その一番単純なことを

十分に出来ている人の少ないことに驚くことがあります。

 生徒本人が気づいていないという事はよくあることですが

保護者の方が、結果の数字のみにとらわれてしまって

一向にその原因を考えてみようとしないということもまた、時々見受けられる事です。

 どちらの場合にも多いのは

「勉強が足りなかった」

「努力不足だった」

 というような漠然とした反省です。

 しかしこのような思考をすると、

実は「なぜ原因が出なかったのか」という事を分析することができなくなります。

これでは何も言っていないのとさほど変わりません。

逆に

「勉強が足りて努力も足りていたら、本当に結果は出ていましたか?」

そう聞きたくなるときもあります。

 原因を見つけてそれを直視・分析できない場合には

おそらく勉強時間を増やしても、やり方に問題があるので

結果は出ないことが多いのではないかと思います。

 むしろ、時間ばかり増えて本人のモチベーションも下がり

事態が悪化することも多いかも知れません。

対症療法は分析が命

 たとえば「お腹が痛い」と言っているのに

頭痛薬を渡しても腹痛は治りません。

 テスト準備の量ではなく、雑なやり方が原因で大きく失点しているのに

さらに準備の量を増やしても何も効果はないでしょう。

もっと雑になるのがオチです。

 たとえば「水のやりすぎで根腐れをしている」状況なのに

植物がしおれているのを見て、たくさん水を与えても

枯れてしまうだけです。

 何回やっても覚えられずに困っているのに

「練習の回数を増やせば何とかなる」と言って

10回書いて暗記できないのを「100回書け」と言っても

労力だけかかって実りは少ないでしょう。

そういう時は「暗記のコツ」を覚えさせることが先決です。

 対症療法的な対策をする場合には

まずしっかり状況を分析することが極めて重要です。

だから

❶分析をしっかりしない

❷あるいは分析をしても実行にきちんと生かしていない

これが、結果が出ない本当の理由だと言えます。

 結果が上手く出ていないという場合には

このどちらかである可能性がかなりあると思います。

 だから、まず

結果が出ない場合には、「分析」を徹底すべきです。

「分析」が十分に出来れば

先への道筋はおのずと見えてくると思います。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。

 

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