試験直前には何をやればよいか?
試験が近づいてきたときに、よく生徒から聞かれます。
「今は何をやればいいですか」
そもそも、そんなことをテスト直前に聞いている時点で、「大丈夫か?」と言いたくなりますが、
まあそれは置いて、
テストの直前になったらやるべきことは確実にあります。
それは、
「今からやっただけ得点になること」です。
直前に無駄なことをやっている生徒が多過ぎる
テスト直前で、もう数日でテストという日に、
まだ、課題に追われている。
課題が終わってホッとして、何となく問題を端からやっている。
全部終わったと言ってボーっとしている。
こういった生徒がかなりいます。
こういう生徒の共通点は、
「課題を終わらせる」 = テスト勉強
と思っているところにあります。
しかし、課題を一回やっただけでテストで高得点を取れるのは、
せいぜい小4くらいまででしょう。
一度やったことがしっかりテストでできるようにしておく確認作業が、その後必ず必要になります。
しかし
毎回同じように
かなりの生徒は、テストの前日に課題が終わりテストを迎えます。
そんなことを繰り返しています。
運がいいときは、やったばかりのところが出て、悪いときは前にやって忘れかけているところが出る、そんな運任せの状況です。
それでいて、
「勉強しているのに、テストではできない」と嘆いています。
当たり前の事です。
やっただけで定着させる時間を取っていなければ、記憶はなかなか確かなものにはなりません。
誰も超人的記憶力は持っていないのですから。
ボーナスポイント
テストにもよりますが、範囲指定がある場合、ボーナスポイントと言って良いような出題があります。
たとえば漢字や熟語の暗記が、そのまま得点になる問題です。
出る場所が明確に決まっていて、練習しておけば100%正解できるこういう問題を、たくさん間違える生徒の多さにも驚かされます。
上記のような定着をしないでテストを受けてしまうやり方だとそういうことになりますが、
「私は何も準備をしませんでした」
と言っているようなものです。
どうしてこんな簡単に獲得できるボーナスポイントをゲットしないのか、不思議でなりません。
中学生であれば、それこそ前日に出題範囲の漢字を数回回せば
どうしたって8割以上は書けます。
しかし、
「先生、今回漢字が全滅だった」
「漢字は出るところが決まっていなかったの?」
「ワークから全部出た」
「やったの?」
「時間がなくてやってない」
こんな会話がよく交わされます。
「点を取る気があるのか」とこちらが聞きたいくらいです。
まず必ず得点できることを固めていく
これが試験対策の鉄則です。
そのためには、ただ課題をやるというので終わらせず
その確認をする真の勉強の時間をテスト前に少しでも確保していくことが大変重要です。
繰り返しになりますが
「課題を終わらせること」がテスト対策ではありません。
「テストで得点できるように準備すること」
それがテスト対策です。
学校が親切でテスト前に副教材の宿題を出していることが
完全に裏目に出ている場合があります。
自分にできないところ=課題でもないし
課題に出ているところで
自分にとってはテスト前にやっておく必要のない部分など
山ほどあります。
どうか自分自身の対策を考える習慣を持つようにしてください。
今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。