夕暮れというと秋のイメージがありますが、夏の夕暮れもまた独特の良さがあります。
寂しさや詠嘆を「秋の夕暮れ」に詠み込んだ有名な俳句や短歌は多くありますが
夏の夕暮れについては、そんなに有名なものがありません。
これは夏の夕暮れが、そういう寂しげなイメージをもたらさないからだと思います。
どちらかと言うと夏の夕暮れは、エネルギッシュな感じを人々に与えるような気がします。
暑い一日が終わり
沈みゆく夕暮れを目にして
「明日も頑張ろう」
そんなイメージが夏の夕暮れにはありますね。
昔陸上部に所属していた頃
毎日毎日グラウンドを走っていて
日が暮れて
夕暮れ空を目にしつつ、クールダウンをしたあの日を思い出します。
「ああ、練習終わりか」というほっとした安堵感と
お腹を空かして帰宅する充実感が蘇ってきます。
「きっと明日もいいことがある」
そんな気持ちを持つことができる夏の夕暮れですが
それは今も変わることがないような気がします。
皆さんにも
明日いいことがありますように。